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わずか20席で月商1800万円!坪月商90万円達成!観光地マーケットで成功したポイントとは?
目次
・はじめに
・五木茶屋とは
・五木茶屋の取り組み
・最後に
はじめに
いつもコラムをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。 今回のコラムでは、老舗店も多く、競争の激しい京都で、2021年3月にリニューアルという形で新業態を展開され、後発参入でも京都を中心に4店舗出店され、本店は売上1,800万円坪月商90万円を達成された五木茶屋さまの取り組みをご紹介いたします。
五穀豊穣のお茶屋ごはん 五木茶屋とは
五木茶屋さまは嵐山本店、先斗町店、伏見稲荷店、清水店の計4店舗を展開されており、販売商品は、名物商品である「京丼五種食べ比べ膳(税込4,000円)」のみ。「京丼五種食べ比べ膳(税込4,000円)」は商品名にあるように、5種類の小さな丼と、副菜、しゃぶしゃぶなどが1つの御膳となり、季節ごとに旬の食材を盛り込むことで、四季折々の食事を楽しむことができます。京都・嵐山エリアで食べログアクセス数ランキング1位を獲得され、観光のお客様からも非常に人気の店舗です。
代表の小田滉稀氏は嵐山の自然環境を保全・継承するために地域住民が活動する嵐山保勝会の理事を務めるなど、地元の観光地を大切に育てていきたいという想いから、世界一”幸せ”な観光地づくりを使命とし、外食事業に参入、株式会社カンコウタイシを設立され、取締役会長として、観光地の活性化に勤められています。
五穀豊穣のお茶屋ごはん 五木茶屋の取り組み
①これまでにないポジショニング
五木茶屋さまが嵐山本店にて出店された当時、嵐山エリアの観光客向け飲食店は「親子丼」「うどん・そば」などの単価1,000円程度の定食屋か、もしくは高級割烹か、というように価格帯が二極化している状況でした。また、定食屋では観光地で食べるにはご馳走感が無く、高級割烹はご馳走ではあるものの価格が高くてなかなか手が出ない、という状態でした。その両方のいいとこ取りをするように、出店当時の価格は2,800円と設定し、5種類の食べ比べ丼という普段食べることのない商品で観光客にも満足感を感じてもらえる、これまでになかったポジショニングの業態開発をされました。
五木茶屋さまがこの2,800円という価格で成功されたことを受けて、周囲の飲食店も五木茶屋さまに準じて価格を上げ、エリアの価格相場自体が上がる現象が起きました。
今では、五木茶屋さまは単価を4000円まで上げ、挑戦されております。
②他にはない独自商品
名物の「京丼五種食べ比べ膳」ですが、5種類の小さな丼と、副菜、しゃぶしゃぶなどが1つの御膳となった、独自の商品を展開されています。
開発の背景には、旅行時の食事は観光客からすると、1回1回が重要ですので、「1回の食事でいろいろな物が食べたい」というようなニーズに応える形で商品を開発されました。また、「旅先で観光を楽しむ時間を削らないよう、なるべく食事は短時間で済ませたい」というニーズにも応えるため、「御膳」という提供方法も人気のポイントです。当時、Instagramが主流ということもあり、1枚の写真で全ての商品が見せられるという点も火つけのポイントです。
③一石三鳥の商品の絞り込み
提供商品を「御膳のみ」に絞ることで、アイテム数自体が差別化でき、また店舗のブランドイメージにも寄与します。そして、商品を1アイテムのみに絞り込んだ業態はなかなか出店するのに勇気がいるため、参入障壁にもなります。さらに、商品の絞り込みは、来店されたお客様に対して同じ商品を出し続けることになりますので、オペレーションも容易となり、複雑に見える「京丼五種食べ比べ膳」でも、工夫次第でアルバイトスタッフや外国人スタッフで調理可能となります。
最後に
今、観光の目的で「食事」が占める割合は大きくなってきています。そして、観光地ビジネスは成長マーケットですので、観光地×飲食事業はまさに時流のモデルです。
観光地での飲食事業展開にご興味がございます方は、初期投資や、売上試算など詳細なデータを記載しております、下記の無料ダウンロード資料をぜひチェックしてみてください。
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