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外食・中食ビジネス
コラム仮
Instagramを活用したWEBマーケティング手法
皆様こんにちは。船井総合研究所の三村です。
いつもコラムをご愛読いただきありがとうございます。
今回のコラムは主に高級弁当宅配事業を営む企業様向けの
「インスタグラムマーケティング」
についてお話をさせて頂きます。
・インスタグラムでマーケティング?
・オシャレな写真を投稿するだけのSNSじゃないの?
・使い方が複雑でよくわからない
そんな声が聞こえてきそうです。実はインスタグラムは今の時代において、消費行動に最も直接的な影響を与えるSNSの1つになっているのです。
時代の流れとともに、我々の消費行動は変化してきました。
また、ユーザーが情報を集める媒体も変化し、マスメディアの時代からインターネットの時代に変わり、現在ではソーシャルメディアが情報の柱の1つになる時代です。
事業展開の成功の原理原則として、常に「時流適応×長所伸展」があります。
販促においても、今までと同じ手法では優位性を確立することが難しく、常に時流適応で、自社が強みを持っているものを掛け合わせた戦略を考える必要があります。
今回は、年々活発化するソーシャルメディアを使った販促の一例として、インスタグラムを使ったマーケティングをご紹介いたします。
私たちのご支援先は、高級弁当宅配事業を展開されております。
その売上アップには販促活動が重要となっています。
高級弁当宅配事業における販促として、チラシやDMによる「紙媒体」による販促、Google広告やHPなどの「WEB媒体」による販促、そして「営業」による販促と大きく3つがあります。
今回はその中でもWEB 販促に焦点をあて、さらにその中でもインスタグラムを活用した販促についてお話をしていきます。
まずは、インスタグラムマーケティングの目的についてお話を致します。
高級弁当宅配事業において、顧客接点をもつ回数をいかに増やせるかで注文の数が大きく変わってきますが、インスタグラムは営業のように専任の担当者をつける必要もなく、費用がかかるわけでもなく、短時間で顧客に自社をアピールできる有効的なツールであるのです。
常に自社の情報を発信することで認知を拡大させ、顧客がお弁当を注文する際に一番に自社のことを思い浮かべてもらえるようにして注文につなげることが、インスタグラムを運用することの最終的な目標となります。
インスタグラムとは、写真や動画がメインとなったビジュアルに特化したSNSであり、画像でユーザーに訴えかけることが大きな特徴としてあります。
そしてハッシュタグと呼ばれるキーワードを、写真や動画につけて投稿することで、情報発信が可能となる。
そのハッシュタグとなっているキーワードをインスタグラム内で検索をすることで、情報の収集も可能となっています。
また、世界最速で成長を遂げているプラットフォームであるインスタグラム。2018年にはユーザーが10億人を超え、日本国内における利用者は3,300万人にのぼります。
インスタグラムの特性は、月間アクティブ率が高いことであります。国内におけるFacebookの月間アクティブ率は56.1%(全世界ユーザー:23.7億人)に対し、インスタグラムは84.7%となっています。
つまりインスタグラムユーザーは、他のSNSと比較して、より多くの時間をインスタグラムを利用しているということが明らかであります。
定期的にアクセスするユーザーが多いSNSの方が、販促の一環としても反共をえやすいのもポイントの1つです。(参考:Social Media Labo)
(Social Media Laboのデータをもとに独自に作成)
インスタグラムを利用する多くの人は、何かを探すときの検索ツールとしても利用するが、目的を持たずに隙間時間に他のユーザーの投稿を閲覧する傾向が強く、1日に何回もインスタグラムを開くことで、多くの時間を費やしています。
インスタグラムの特性として、画像がメインとなっているので、いかに共感を集められるものにするかがポイントであり、文章が複雑で長い投稿はインスタグラムには不向きであります。
消費者は買いたい商品、旅の目的地についてなど仕入れたい情報を、インターネット代わりで検索をし、投稿されている写真の中に気に入った物があるとそれを参考に、次のアクションを起こす。
例えばニューヨークでホテルを探している人は、インスタグラム内の検索で、「ニューヨーク ホテル」「NewYork Hotel」と検索をします。そうすると、このハッシュタグで他の人が投稿してしている写真を見ることが出来ます。その中から気に入った(探していた)ホテルを見つけ、実際にそのホテルの公式アカウント、あるいは、公式HPへインターネットからから流入し、立地、価格などの情報収集、気に入れば予約という次のアクションを起こします。
インスタグラムで写真を投稿する際に、ハッシュタグというキーワードをつけて投稿することで、そのハッシュタグで検索をした人に向けて、同じタグが付いている写真が見れる仕組みになっています。
そのため、ハッシュタグをつけて投稿をすることで、拡散やフォロワーの流入につながります。
ハッシュタグのつけ方は、投稿の際に文章記入欄に、キーワードの前に「#」をつけて入力するだけ。その際のポイントは、写真と関連したハッシュタグに加え、検索されやすい(検索ボリュームが多い)キーワードをハッシュタグに設定することで、投稿内容がより多くの人に表示されやすくなります。
例えば、投稿写真が自社の展開するお弁当の写真である場合、自社の企業名や商品名だけでは、検索する人はその企業名、あるいは商品名を知っている人のみになり、多くの表示やアカウントへの流入が見込めません。したがって、より抽象度の高いキーワード(弁当、宅配弁当、イベント、接待など)をハッシュタグでつけて投稿することで、自社のことを知らないが、弁当や、接待に関する何かの情報を欲しがっている人にむけて情報を発信することが出来る。また、そもそもの検索される回数が多いビックワード(日本、instagood、beautifulなど)をハッシュタグとして、投稿することで投稿写真の表示回数を増やすことが出来る。
投稿の際に、ターゲットユーザーの生活サイクルに合わせた投稿時間の設定することもポイントとして挙げられます。
法人向けの弁当を探しているビジネスマンをターゲットユーザーとすると、通勤時間やランチの時間に合わせて投稿したり、家族の集まりに利用するオードブルを探している主婦をターゲットユーザーとすると手の空いている昼の時間帯や、家事などが終わった後の夜の時間帯などに投稿することで、より目に留まりやすくなります。
投稿頻度としては、理想は1日に1投稿することであるが、まずはきまった曜日、決まった時間に投稿できるような仕組を整え、ルーチン化することが重要です。無理なスケジューリングで投稿が続かなくなったり、1回の投稿と投稿の間に期間が空いてしまうことが最も避けたいので、確実に定期定期に投稿ができるように仕組みにするとよいでしょう。(毎週土日に配信、毎週土曜は船井さん、水曜日は三村さん、などのように曜日と担当ルールにする)
インスタグラムマーケティングにおいて、一目で人に訴えかけ、印象に残る写真の投稿が重要となる。そのためには以下の構図できれいに写真を撮影し、投稿をする。今回は主に高級弁当宅配事業を営む企業様向けのコラムになっているので、弁当やオードブルをきれいに撮影できる構図を以下にてご紹介いたします。
1.日の丸構図
商品や人物の印象を強く演出することが出来ます。画角の中心に被写体を配置することで、インパクトのある演出が可能な構図です。
2.トンネル構図
背景を使って、アイテムを立体的・効果的に見せることが出来きます。遠近法を使うことで見せたい箇所へ視線を誘導させる構図です。
3.対角線構図
インテリアの様な静止物をダイナミックに見せたいに奥行きを出すことで、立体感や動きを演出することが出来る構図です。
4.アルファベット構図
料理写真などをよりオシャレに撮影する際、お皿の曲線をCや、Sのラインになるように画角から切り離して撮影することで、バランス良く見せれる構図です。
また、インスタグラム経由で注文を増やすためには、HPへの誘導が重要となります。
HPへ消費者を流入させるためにはまず、自社のことを知ってもらう必要があります。そういった認知を拡大させるためには、上記のようなポイントをおさえた投稿を進めながら、キャンペーンなどを展開して一般の人々を巻き込んだ認知拡大にも取り組みたい。これは、フォロワーにとって、魅力的で簡単に参加できるものであれば、巻き込みやすく、高い効果をもたらします。
1.リグラムキャンペーン
自社で指定したタグをつけて写真を投稿してもらい、こちらの公式アカウントで再投稿する再投稿された記事の投稿者にはプレゼントを進呈するキャンペーンを開きます。そうすることで、効率的に良い投稿を集めることが出来ることに加え、プレゼントの効果によって、より良い内容の投稿を消費者自らが投稿をしてくれるので、広告の役割にもなります。
2.ハッシュタグキャンペーン
指定のハッシュタグを決め、ユーザーにはテーマを決めてもらい、指定のハッシュタグをつけて自社に商品やサービスに関する投稿をしてもらいます。そして良い記事の投稿者には抽選でプレゼントを進呈するなどのキャンペーンを実施。また、一般の人に参加してもらう形になっているので、企業からの一方的な発信よりも信憑性のある認知拡大が可能となります。
このように、ユーザーの特性を理解し、ポイントをおさえて日々の投稿を行うことで、顧客接点を持ち、潜在的な認知を拡大することが出来る。認知が拡大してくると、弁当の注文など、顧客の需要が高まった際に自社の存在を思い出してもらうことで注文を獲得する。これがインスタグラムマーケティングの狙いであります。
インスタグラムの運用には専任の担当者をつける必要もなく、費用がかかるわけでもなく、短時間の運用が可能なツールとなっているので、是非取り組んでみてください!
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