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外食・中食ビジネス

コラム仮

寿司宅配の適正な原価率はどれくらいか?

寿司宅配
「いまさら、寿司宅配?」

 

このように思われがちな寿司宅配(デリバリー)の市場ですが、
今本当に盛り上がってきています。
 
というのも、この寿司宅配の市場は大手チェーン店がほぼ大多数のシェアを確保されているからです。
 
「えっ、大手がシェアを獲っているなら勝てないのでは?」
こう思われると思うのですが、実は逆なのです。
 
寿司宅配は市場規模自体が大きくない為、
FCパッケージとして展開していくには必要人口数・必要世帯数がある程度必要になってきます。
 
その為、あくまで目安ではありますが世帯人口6万人くらいがポイントで、
これ以下であれば意外とブルーオーシャンとして戦いやすくなっています。
 
では、ここで今回の本題なのですが、
寿司宅配ではどの程度の原価率をかけているのでしょうか?
 
理論原価ベースですが、先行企業であれば、
食材:28%
包材:2%
合計:30%
といった所が多いです。
 
そして今の後発企業の勝ち方としては、
食材:33%
包材:2%
合計:35%
 
といった具合にあえて食材にコストをかけるようにされていらっしゃいます。
では、どの部分でコストを抑えているのか?それが配送です。
 
上述のようにあえて小商圏を攻める事によって、
配送効率を高める戦略を構築し、上記食材原価の高騰分をクッションするようにされています。
 
今さら?と思うようなマーケットであっても、
戦い方を少し変えるだけで、本当に儲けやすくなります。
 
営業利益率ベースでも、15%~20%くらいを付加しやすい事業ですので、
今後も益々競争が小商圏で増えてきそうな市場です。
 
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担当者

マネージャー

石本 泰崇いしもと やすたか

十数年間飲食業の現場でキャリアを積んだ後、船井総合研究所に入社。

上場外食企業のスーパーバイザー、最年少での営業部長就任、130名以上のメンバーのマネジメント実績を活かし、人事評価制度、人材採用、人材開発・育成(教育)プランの提案を得意とする。
現場と経営者の双方の意見を融合させての改善提案や業績向上プラン、即時経費削減プランを具現する。

最近では特に人事評価制度導入により、人を育てて、業績アップを実現させるスキームの導入から運用までの依頼が多い。

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