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外食・中食ビジネス

コラム仮

フードデリバリー・仕出しの生産性向上に大切な事

成長期であるフードデリバリーですので、
売上アップを実現している企業は多いのではないでしょうか?

ただ同時に、更なる生産性向上を出来るかどうかが、
更なる売上アップの障壁になっている所も多いと思います。

では、何から着手すればフードデリバリーにおいて、
生産性が高まってくるのでしょうか?

引き算の発想で考える必要性

生産性を高める為に非常に大切な発想があります。
それは、「何かを改善しよう!」という足し算の発想から、
「そもそもこれって必要?」という引き算の発想です。
 
例えば、下記の3つが挙げられます。

①当日調理の必要性

「美味しいものを作る為に、
当日調理と当日盛り込みが絶対必要!」
 
これって本当でしょうか?
逆に菌のリスクが高まる事はないでしょうか?
 
美味しい・美味しくないで言えば、
絶対に美味しい方が良いに決まっています。
 
ただそれが、キチンと試食検討や
衛生チェックした上でのものか?
これは見る必要があります。
 
例えば、クックチルや急速冷凍によって、
事前調理・事前盛り込み比率を高めた場合、
その品質はどうなのでしょうか?
 
これが良いものであれば、
作業時間の平準化に繋がり、
フードデリバリーの生産性は向上します。

②電話対応の必要性

「電話での対応・確認こそが、丁寧な対応だ!」
 
これって誰が決めたのでしょうか?
 
この考えは年代によって大きな差があります。
その為、対象となる年代別での変更が
過渡期では必要になるとは思うのですが、
 
・カートで注文
・お届け日までステップメール
・事後フォローはメルマガ

これだけでも、全くフォローしていない企業にとっては
接客力アップにも繋がりますし、
電話工数自体を減らす事が可能になります。
 
受注管理システムとの連動が必要ではありますが、
電話の工数を減らす事によって、
フードデリバリーの生産性は向上します。

③配送対応の必要性

フードデリバリーだから持っていく事が当たり前。
これは意外と違ったりします。
 
というのも、都市部であればデリバリーの必要性が高いですが、
地方都市や郊外になると、
車が当たり前の社会です。
 
特に対象が企業さんや製薬さんなどの場合、
営業マンの人がそもそも車に乗りながらの移動も多いため、
デリバリーと店頭の選択肢があるだけで約30%は切り替わります。
 
現在、配送員確保に困難されている
フードデリバリー企業も多いですが、
そもそものデリバリー比率を下げる。
 
という発想も、人手不足対応と、
生産性向上のポイントにも繋がってきます。
 
上記3点はまだまだ一部ではありますが、
共通しているのは「引き算の発想」です。
 
そもそも論を常に考え、
現状のアタリマエを疑っていきたいですね。
 
また、フードデリバリーのビジネスモデル概要を知りたい方は、
下記の無料ガイドブックがおススメです。
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担当者

マネージャー

石本 泰崇いしもと やすたか

十数年間飲食業の現場でキャリアを積んだ後、船井総合研究所に入社。

上場外食企業のスーパーバイザー、最年少での営業部長就任、130名以上のメンバーのマネジメント実績を活かし、人事評価制度、人材採用、人材開発・育成(教育)プランの提案を得意とする。
現場と経営者の双方の意見を融合させての改善提案や業績向上プラン、即時経費削減プランを具現する。

最近では特に人事評価制度導入により、人を育てて、業績アップを実現させるスキームの導入から運用までの依頼が多い。

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