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外食・中食ビジネス

コラム仮

フードデリバリー事業で利益率を上げる取り組み。商品調理を簡略化する

フードデリバリー事業において、利益率を上げるためにどんな取り組みをされているでしょうか?

昨今では、

  • 食材原価高騰

  • 最低賃金の引き上げ


といういわゆるFLコストに直接インパクトのある事象が増えたうえに、
紹介されて案件をこなす企業様においては、ますます「手数料」が痛い状況になってきているのではないでしょうか?

上記のような事象が続くと、
「粗利率を確保するために、原価を落とさなければならない…」
しかしながら、その分お客様への価値が薄れてしまうのも否めません。

そうなると必然的に着手すべきは人件費になります。
人件費削減のためにとるべき対策として、

  • 機械化

  • マニュアル化

  • パートアルバイトでの対応


というのはこれまでお伝えしてきた内容かと思います。

今回は、新たに考慮すべき点として
オペレーション改善、特に商品調理の簡略化についてお伝えできればと思います。

オペレーションの改善。商品調理を簡略化する

フードデリバリーにおいての商品を作る工程としては、
① 仕込み
② 調理
③ 盛り付け
④ 梱包

の順序で流れますが、
①、②に関してはある程度「既製品」もしくはアイドルタイムに調理しておいた「冷凍調理品」
が使用できると、その分人手は省くことができるでしょう。
 
大きく省けるのは、おそらく③の盛り付けだと考えています。
 
③の盛り付けは、どれだけの「手数が入るか」が重要になります。
大量個数の注文の際に、何人の盛り付け人員がいるか?がここで変わってきます。

手数を考慮した名物商品作り

その上で、戦略的に考えなくてはならないのが
「手数を考慮した“価値”のある商品をいかに作れるか?」です。
 
フードデリバリーだと、
・日本橋 玉ゐさんの「穴子ばらちらし」
 
駅弁ではありますが、
・新杵屋さんの「牛肉どまんなか」
・登利平さんの「鳥めし弁当」
 
のような、手数を考慮した名物商品作りが今後必要です。
 
このようなお弁当の特徴としては、手数として2手~3手、お重タイプ、お店の名物単品の利用、老舗“感”の訴求といったところにあります。
 
商品作りから、そしてブランドの見せ方から、お客様への価値訴求を落とすことなく経費削減に取り組みましょう。
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担当者

外食・中食ビジネスチーム

船井総合研究所の外食専門コンサルティングチームです。
新ビジネスモデルの提案、新規出店、リニューアル、集客、人材採用、評価制度構築、FC本部構築など、飲食店に専門特化したご提案をさせていただきます。

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