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外食・中食ビジネス

コラム仮

おせちの販売時期は年々早くなっていることをご存知ですか?



皆様こんにちは。
今回は「おせちの販売時期」のお話を。
 
「おせちは、年末年始に売るものでしょ?」
「秋や冬からの対策で大丈夫でしょ?」
と思われる方もいらっしゃり、
今おせちの話は、時期尚早かと思われますが、
実はそんな事もありません。
 
まずおせち市場のお話ですが、
現在、600億円と言われる重箱(完成品の)おせちの市場規模で
・人気料亭やレストラン監修
・洋風や中華風、肉系などの台頭
・少人数世帯対応(小サイズ)
などの商品トレンドが見られ、
・届けてくれるのが楽だから通販で買う
・自分では作れないものを食べたい
といった喫食・購買傾向が増えています。
 
そのため、従来のような
・自宅で作って食べる
・重箱3段のような形状の物を大人数で食べる
・和風(謂れや縁起物が入っている)
といった商品や形態からの移り変わりが見られます。
 
そんなトレンドの中で顕著に見られるのが、
●通信販売市場の拡大
●販売開始の早期化
の2点です。
年々早くなっているおせちの販売開始時期ですが、
ネット通販大手の楽天では、一部企業が
2018年1月1日から2019年用のおせち販売の販売を開始しており、
既に多くの企業が販売開始となっています。
 
先日お伺いした企業様でも、2019年販売用おせちの
今年上期から始める販促計画と施策を立案しており、
地方中堅企業様でも早期の販促計画を立てているという事は
珍しくありません。
 
ここで大切にしたいキーワードが「早期の囲い込み」
元々、おせちは既存顧客に販売する(馴染みの店舗で買う)
ビジネスモデルです。
 
多くの企業様では、
「うちはちゃんとリピート顧客が付いている」
「既存のお客様から買ってもらっている」
といったお声があります。
 
しかし、過去3年ほど購買顧客を洗い出し、
各年で離脱率を追っていただくと、
その離脱率が想像以上に高いといったことが往々にしてあります。
 
一定数のお客様は、変わらず買ってくれるが、
浮動層のお客様はいつの間にか通販やコンビニといった
早期販売をしているところに取られてしまう。
といったところです。
 
年末年始の風物詩である「おせち」
「販促や商品計画は秋冬から」と思っていると、
いつの間にか売上が落ちている。
そんなことになりかねません。
 
まずは自社のおせち離脱を把握し、
早期にアプローチを計画するそんなサイクルを
検討してみてはいかがでしょうか。
 
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担当者

外食・中食ビジネスチーム

船井総合研究所の外食専門コンサルティングチームです。
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