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外食・中食ビジネス

コラム仮

企業戦略としてのオフィス立地出店 ~土日休みという外食における最大の採用力~

外食市場において人材をとりまく環境は常に変化し、特に採用に関しては二極化が進んでいると言えます。
採用に関しては企業のあり方や理念なども影響しますが、やはり業態による選択も少なくはありません。
採用ができないからと言って、今経営されているお店の業態をすべて変える訳にはいきませんが、
企業戦略として採用しやすい業態の開発・新規出店を積極的に行っている傾向は年々強くなってきています。
しかし、なかなか新規業態へのチャレンジができないということもあるでしょう。
それであれば雇用形態において今のニーズにあった差別化を図ることも重要になってきます。
特に休みに関して、「飲食は土日休めない」というイメージが強く、業態問わず抱える問題です。
そこで今後の成長戦略として、あえてオフィス街への出店をしていくという考え方も注目です。
オフィス街には以下の特徴があります。
1.競合が比較的少ない
⇒昔からの老舗が意外と多く、同業態の競合が少ない
2.明確に食事動機がとれる
⇒昼夜ともに食事のニーズがある
3.通勤しやすい
⇒電車・バスの環境が整っている
オフィスという立地環境での成功要因としては「損益分岐点が低い業態開発」が重要になります。
(※売れる時間と曜日に限りがあるため)
イニシャルコストもそうですが、変動費(FL)が低く設定できることが大切になります。
また、お昼の営業も重要になるため「食事動機の高回転業態」という視点も大切です。
そうなると、相性の良い業態としてラーメン店がひとつ挙げられます。
【ラーメン店で5店舗以上出店するための多店舗展開手法 】
https://food-business.funaisoken.co.jp/column/3594/
上記コラムをすでに読まれている方もいるかと思いますが、
差別化しながらも、損益分岐点を下げることが可能であり、出店コストも他の業態に比べると

比較的低いのが魅力です。
特にラーメン業界は採用面で苦戦する傾向があるため、採用面での強みをつくるための出店戦略も

考えていく必要があります。
事実、スタッフが求めるところとして、給与面よりも休みを大事にする傾向が強くなっていることは

皆さまもご存知かと思います。
競合が比較的少なく、ラーメン店のメインターゲットでもある食事動機の男性が多い「オフィス立地」

への出店は企業の採用戦略として視野に入れることをオススメします。
オフィス立地ですので、土日の集客は見込めにくいため営業はせずに平日の売上で収支を合わせる

必要があります。
そのためには、製麺の内製化(会社として)や省人化(調理の機械化・仕込みの簡易化)を行うのは

必須と言えるでしょう。
実際に内製化に成功され、利益を大きく伸ばされたラーメン店経営者様をゲストに招いたセミナーを

開催いたします。ご興味ある方は是非、下記URLをご覧いただければと思います。
http://www.funaisoken.co.jp/restaurant/funai-food-business/028818_lp.html

 
▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。
注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~

 
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担当者

マネージャー

石本 泰崇いしもと やすたか

十数年間飲食業の現場でキャリアを積んだ後、船井総合研究所に入社。

上場外食企業のスーパーバイザー、最年少での営業部長就任、130名以上のメンバーのマネジメント実績を活かし、人事評価制度、人材採用、人材開発・育成(教育)プランの提案を得意とする。
現場と経営者の双方の意見を融合させての改善提案や業績向上プラン、即時経費削減プランを具現する。

最近では特に人事評価制度導入により、人を育てて、業績アップを実現させるスキームの導入から運用までの依頼が多い。

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