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外食・中食ビジネス

コラム仮

接客サービスの強化が採用に繋がる

船井総研では、飲食店の持続的な業績アップに向けた人材・組織づくりを日々全国各地でお手伝いさせていただいております。

6月に入り、これから飲食店は比較的閑散月に入ってきますが、


夏の繁忙期に向けた人材固めを行っておきたい時期です。


本日は「採用」に焦点をあてて書きたいと思います。


突然ですが2つ質問です。


 “あなたは、自店の接客サービスの品質に自信がありますか?”


もし、全店とまではいかなくても接客サービスに課題がある店舗があった場合、そのお店のパートアルバイトの採用力も低い可能性が高くなります。


なぜなら、働く場所を探している求職者、中でも主婦層は 「店舗で働いているスタッフ」を見にいくor見に行ったことがある人が多いためです。


とある郊外の焼肉店でアンケートを取ったところ、現在働いている96人中83%の人が「働く前に店に来たことがある」という結果でした。


それぐらい働く前に求職者の方はお店に足を運んでいるということです。


ある37歳の主婦パートの方の話です。


採用サイトで「あっ、このお店で働いてみようかな...」と思ったそうです。ただ、店舗の雰囲気が


自分に合っているのか、自分は馴染めそうなスタッフの雰囲気なのか、確かめに友人とお店にいったそうです。


その時のスタッフの姿をみると“人が好さそうな感じで馴染めそう”と思ったそうです。


応募の決め手として“店舗の雰囲気”“外から見たスタッフ同士の人間関係”があったようです。


これは、多くの求職者が感じる事です。


働く場所を選ぶことを失敗したくないのです。


ある客単価600円の飲食店では、回転率が高く、人時売上高が目標値を大幅に超えすぎている状態でした。


店内のスタッフの表情は活気がなく、パートアルバイトの定着率も年間70%未満と低く、主婦パートからの採用数も少なく、昼の営業に困っていました。。。


経営会議では、そのような求職者の視点が見えておらず「今は本当に人が採れない…」と困っていました。


この会社の店長会議では、“客数アップに向けてピーク時間の回転数をあげること“を店長に言い続けていました。


各種数値が大切なのは言うまでもありませんが、数値アップが大目的になってはいないでしょうか??


(その場合は気をつけてください!)


店内のスタッフが大活き活きと働いている店舗とそうでない店舗では、求職者の視点に立った場合、どちらのお店で働きたくなるでしょうか?


「お客様に楽しんでいただく」「安全に食事をしていただく」「安心して食していただく」など目的共有からの接客サービスの品質向上が、採用力の強化にも繋がります。


そして、その結果、業績向上にも繋がります。


パートアルバイトの方は、自宅から20分以内で通える店舗で働いている方が多いです。


特に昼間のパートさんの場合、お店の近隣に住んでいる方が多いです。


そして、パートアルバイトの多くの方はお店の「人間関係」「店内の雰囲気」などで働きたい場所か否かを判断しています。


採用力アップの視点からも今一度全店の現状を確認し、「接客サービス」の向上にも取り組んでいただければと思います。



 
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担当者

外食・中食ビジネスチーム

船井総合研究所の外食専門コンサルティングチームです。
新ビジネスモデルの提案、新規出店、リニューアル、集客、人材採用、評価制度構築、FC本部構築など、飲食店に専門特化したご提案をさせていただきます。

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