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地域密着経営を実現する固定客化手法【キッズ会員】~子どもから大人まで愛されるお店づくり~

 

本日は、飲食店が地域密着経営を実現するための固定客化手法のひとつである『キッズ会員』についてお話しさせていただきます。

 

いわゆる「会員制度」は飲食店に限らず、多くの業種で実施されているかと思います。

その形態はさまざまで、住所などを収集しないスタンプカード・ポイントカードや、

名簿管理を目的とした会員カードから、メルマガ、SNS会員、アプリなど

会員制度の展開方法は多岐にわたります。

 

今回ご紹介するのは、「小学六年生未満を対象とした顧客情報を取得するキッズ会員制度」です。

キッズ会員制度をやりきると、売上利益が高まるだけでなく、「地域になくてはならない飲食店」になることができます。

 

以下に具体的な成功事例をご紹介します。

 

【キッズ会員にすることで子どもも大人も笑顔に!地域になくてはならないお店へ】

キッズ会員になると、会員のお子様は「キッズメニューが通常価格よりも安く会員価格で食べられる」、「毎回ソフトドリンクが無料」、「毎回デザートが1品もらえる」、「毎回おもちゃがもらえる」、「誕生日には特典つきのハガキDMがもらえる」などの特典が得られます。

さらにお店には、お子様が遊べるキッズスぺ―スが設けられていたり、

おもちゃや絵本が店内に用意されています。

そのため、小さいお子様はもちろん、小さいお子様を連れて安心して食事ができる

場所を探されている親御様もとても喜ばれます。

「小さい子どもを連れて気兼ねなく食事ができるお店」というお店は

地域社会に必要不可欠な存在です。

 

また、ある焼肉店様は「キッズ会員制度」をやりきることで

メディアから幾度となく取材を受け、同業他社が参考にするために訪れるなど、

その取り組みは同地域だけでなく他地域にまで広がっていきます。

 

【従業員が主体的になる!チーム一丸となる仕組みづくり】

キッズ会員はとても手間がかかるものです。

キッズ会員への勧誘、名簿の住所の打ち込み、会員カードの作成、

ハガキDMの発送作業、企画の考案等、通常業務と並行して行わなければ

ならないことが多々あります。

 

そのため、「どうすればもっとキッズ会員が喜ばれるのか?」、

「どうすればもっとキッズ会員が増えるのか?」、「どうすればキッズ会員のイベント・ハガキDMの反響率が上がるのか?」など、社長・店長を筆頭に、社員、パート・アルバイトまで全員が

「自分事」として考えなければ「生きた制度」になりません。

 

ある店舗様はミーティングの際に、スタッフ全員でキッズ会員のロープレについて

議論をするなどして、一つ一つの工程のクオリティを上げる努力をしております。

 

また、一日あたりのキッズ会員数獲得やハガキDMの反響率をKPIに設けることで

スタッフのモチベーションもコントロールできます。

 

この様に、一つの目標【=キッズ会員制度でお客様に喜んでいただく】 に向かって、

チームで話し合い、行動・改善することでチームが主体的に動くようになります。

 

【誘因売上600万円超!収益の柱になり得るキッズ会員制度】

キッズ会員制度は「キッズ会員価格で安く食事ができ」、「毎回デザートなどがもらえるからあの店に行こう」というリピート来店が高まります。その結果、売上が上がります。

 

さらに、誕生日や保育園や幼稚園、小学校などの入学・卒業のタイミングでハガキDMを送付することで、再来店を促進し売上を上げられます。

 

ハガキDMの反響は地域や業態にもよりますが、おおよそ20%あり、

これは、客単価3000円・組人数3人とした場合、1000通ハガキを送ると

1000通×20%×客単価3000円×3人=1,800,000円となり、

かなりの売上額を創出することが可能になります。

 

以上の様にキッズ会員をしっかりとやり切ることで

皆様の飲食店が地域になくてはならないお店になることができます。

 

ぜひ、業績向上の一つの手段として実施いただければと思います。

 
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