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コラム仮
若手社員が定着・戦力化する組織作りには「ライフ型社員 × 生産性UP型評価制度」を!
本日は、人材不足・離職などの人材マネジメントにお悩みの飲食店のみなさまに
人材不足を解消する方法として、若手社員が定着・戦力化する
「ライフ型社員 × 生産性UP型評価制度」を紹介いたします。
1.ライフ型社員とは
ライフ型社員とは、ズバリ
①週40時間労働(基本、残業なし)
②完全週休2日制
という私生活(=ライフ)を重視した働き方を前提とする社員を指します。
この働き方を導入する目的は、採用の間口を広げることです。
日本生産性本部の調査によると、若手社員の7割以上が
「残業が少なく、趣味などに時間を使える職場」を望んでいます。
飲食企業が地域内の異業種企業に採用競争力で勝るためには、
飲食企業=長時間労働というイメージを払拭し、
時流に適合した働き方の導入による差別化を図ることが必要です。
また、採用したライフ型社員を定着させるためには、
といった、ライフ型社員が成長意欲とやりがい実感を感じられる
組織づくりが必要になります。以下でそのポイントを説明していきます。
2.生産性UP型評価制度とは
飲食店の評価制度は、求める成果に応じて2種類に分かれます。
ライフ型の働き方を選択した若手社員が入社すると、いきなりマネジメントを任されるわけではなく、
まずは店舗のオペレーション業務を任されます。
つまり、まず最初にライフ型の若手社員に対して求める成果は「生産性」です。
ライフ型の若手社員にとっては、シフト時間内に業務を終わらせることができ、
また企業側にとっては、業務の質を担保することができる、生産性UP型評価制度を構築します。
生産性UP型評価制度では、各オペレーション業務ができているかどうかが評価基準になるため、
オペレーション業務ごとに評価項目を作成していきます。
ここで、評価項目を作成するうえで、必ず取り入れてほしい視点が2点あります。
①業務を「時間軸」で捉えること
②業務の「質」を担保すること
例えば、「お客様が退店後、すぐにバッシングおよびセッティングができている」という
評価項目があったときに、「すぐに」の感覚が人によって変わるため、評価基準に
ばらつきが出る恐れがあります。そのため、「すぐに」ではなく、「5分以内に」など、
時間軸で明確に定義することが評価項目を作成するポイントです。
また同様に、「セッティングができている」状態も人によって変わるため、
「セッティングできている」状態を写真で撮影するなどして「できている」状態を明確化し、
業務の質を担保します。
もし、自社に評価制度があれば、その評価項目が「時間軸」で捉えられているか、
「質の担保」ができているか、ぜひ一度ご確認ください。
3.生産性UP型評価制度と紐づく昇給の仕組みをつくる
各オペレーション業務の評価項目を作成したあとは、評価項目の達成状況に応じて
いくら昇給するかを明確化します。
「ライフ型社員」は残業無しを前提としており、いわゆる「みなし残業手当」が無いため、
通常の社員に比べ給与は低くなります。
そのため、「この業務ができるようになれば、このくらいまで給与が上がる」という基準を
明確化し、成長意欲とやりがい実感を与えることが、ライフ型社員の定着に必要な要素です。
4.最後に
「ライフ型社員」は、採用の間口を広げるための手段のひとつです。
定着した若手社員がライフステージ(一人暮らし,結婚,出産 等)に直面し、
給与を上げたいと思ったときに、企業がしっかりと定着への取り組みを実行していれば、
「ワーク型」に転向する、という選択をします。
人材不足を解消する手段として「ライフ型社員」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。
注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~
▼外食業界時流予測レポート2022を無料ダウンロード!▼
人材不足を解消する方法として、若手社員が定着・戦力化する
「ライフ型社員 × 生産性UP型評価制度」を紹介いたします。
1.ライフ型社員とは
ライフ型社員とは、ズバリ
①週40時間労働(基本、残業なし)
②完全週休2日制
という私生活(=ライフ)を重視した働き方を前提とする社員を指します。
この働き方を導入する目的は、採用の間口を広げることです。
日本生産性本部の調査によると、若手社員の7割以上が
「残業が少なく、趣味などに時間を使える職場」を望んでいます。
飲食企業が地域内の異業種企業に採用競争力で勝るためには、
飲食企業=長時間労働というイメージを払拭し、
時流に適合した働き方の導入による差別化を図ることが必要です。
また、採用したライフ型社員を定着させるためには、
・やるべき業務を明確化し、業務ができるようになったら評価をする
⇒ 評価制度
・評価に応じた昇給
といった、ライフ型社員が成長意欲とやりがい実感を感じられる
組織づくりが必要になります。以下でそのポイントを説明していきます。
2.生産性UP型評価制度とは
飲食店の評価制度は、求める成果に応じて2種類に分かれます。
①業績UP型評価制度
マネジメントを任される従業員が対象。求める成果は「業績」。
②生産性UP型評価制度
店舗オペレーションを任される従業員が対象。求める成果は「生産性」。
ライフ型の働き方を選択した若手社員が入社すると、いきなりマネジメントを任されるわけではなく、
まずは店舗のオペレーション業務を任されます。
つまり、まず最初にライフ型の若手社員に対して求める成果は「生産性」です。
ライフ型の若手社員にとっては、シフト時間内に業務を終わらせることができ、
また企業側にとっては、業務の質を担保することができる、生産性UP型評価制度を構築します。
生産性UP型評価制度では、各オペレーション業務ができているかどうかが評価基準になるため、
オペレーション業務ごとに評価項目を作成していきます。
ここで、評価項目を作成するうえで、必ず取り入れてほしい視点が2点あります。
①業務を「時間軸」で捉えること
②業務の「質」を担保すること
例えば、「お客様が退店後、すぐにバッシングおよびセッティングができている」という
評価項目があったときに、「すぐに」の感覚が人によって変わるため、評価基準に
ばらつきが出る恐れがあります。そのため、「すぐに」ではなく、「5分以内に」など、
時間軸で明確に定義することが評価項目を作成するポイントです。
また同様に、「セッティングができている」状態も人によって変わるため、
「セッティングできている」状態を写真で撮影するなどして「できている」状態を明確化し、
業務の質を担保します。
もし、自社に評価制度があれば、その評価項目が「時間軸」で捉えられているか、
「質の担保」ができているか、ぜひ一度ご確認ください。
3.生産性UP型評価制度と紐づく昇給の仕組みをつくる
各オペレーション業務の評価項目を作成したあとは、評価項目の達成状況に応じて
いくら昇給するかを明確化します。
「ライフ型社員」は残業無しを前提としており、いわゆる「みなし残業手当」が無いため、
通常の社員に比べ給与は低くなります。
そのため、「この業務ができるようになれば、このくらいまで給与が上がる」という基準を
明確化し、成長意欲とやりがい実感を与えることが、ライフ型社員の定着に必要な要素です。
4.最後に
「ライフ型社員」は、採用の間口を広げるための手段のひとつです。
定着した若手社員がライフステージ(一人暮らし,結婚,出産 等)に直面し、
給与を上げたいと思ったときに、企業がしっかりと定着への取り組みを実行していれば、
「ワーク型」に転向する、という選択をします。
人材不足を解消する手段として「ライフ型社員」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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