MENU
船井フードビジネス.com

外食・中食ビジネス

コラム仮

細分化する中食市場の業態開発で、今後考えるべきこと



“Uber Eats”が展開エリアを拡大するなど、
ますますデリバリーなどの中食が自宅の夕食市場を席捲し、
“夜マック”や“夜サブ”などファーストフード業態による夕食強化の動きも活発化しています。
 
一方、惣菜関連市場の主要プレイヤーである大手CVSチェーンでは、
夕食マーケットの取り込みによる更なる売上底上げを目指し、
売場の改善や物流機能の見直しを本格的に進めています。
 
こういった動きによって既存のプレイヤーは苦戦を強いられており、
惣菜や持ち帰り弁当店の大手チェーンも減収減益が続いています。
 
そんな厳しい環境にある持ち帰り弁当店業態で、
9年間にわたって増収・増益を実現されている会社があります。
 
この会社が成功されたポイントとして、
1) 店舗とデリバリーのハイブリッド店舗
⇒デリバリー事業併設による1拠点売上最大化。リアル店舗を集客(認知拡大)及び商品受け渡しの拠点として活用し、デリバリーの売上アップ、効率化を推進。
 
2) 店舗・予約管理システムの導入
⇒受注・製造・顧客管理にかかる業務フローを一元管理できるシステムを導入。原価管理や仕入れ等とも連動しており、店舗業務の圧縮に加え、誰でも管理できる再現性アップに寄与している。
 
上記2点が挙げられます。
 
特に1)について、
グローサラントによる内食+外食業態の誕生や
ミールキットの調理簡便化による中食化などに象徴されるように、
今後、外食、中食、内食の棲み分けの意味はどんどん薄くなり、
チャネルをクロスオーバーした業態が増えてくるでしょう。
 
特にデリバリー業では、物流効率化のためのテイクアウト強化や、
集客・受注拠点としての小型店開発などに取り組む企業も増えています。
 
こういった状況も踏まえながら、
今後の業態開発に取り組んで頂ければと思います。
 


アバター画像

担当者

外食・中食ビジネスチーム

船井総合研究所の外食専門コンサルティングチームです。
新ビジネスモデルの提案、新規出店、リニューアル、集客、人材採用、評価制度構築、FC本部構築など、飲食店に専門特化したご提案をさせていただきます。

お電話・Webからお問い合せ可能

0120-958-270受付時間 平日9:45~17:30 Webはこちらから

タグ一覧