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外食・中食ビジネス
コラム仮
精肉卸・小売店が明るい未来を感じる第二の事業の作り方
皆様こんにちは。
海の日の三連休も終えて
いよいよ本番の夏の繁忙期に向けての準備を進められている時期かと思います。
牛肉業界、特にのここ数年を振り返ってみると、
2014年は業界の大手チェーンの売上推移を見て分かる通り、
業界全体として売上を大きく伸ばした年でありました。
この流れは2012年12月に発足した安倍政権以降、続いていたものであります。
そこから4月の消費税増税以降も、多くの焼肉店が業績を伸ばしてきました。
しかしながら、現在、牛の飼育頭数減少、円安、中国のUS・AUS産牛肉の使用量増により、
牛肉価格は高騰の一途を辿っています。
2~3年前と比較すると、(増税は加味せず)30%~50%で高騰しており、
深刻な状態が続いております。
また、もう一つの大きな課題である人材不足。
採用広告コスト、時給アップ、労働環境改善による
P/A賃金の増加などにより人件費がどんどん上昇し、
原価・人件費などのコストの調整が急務となっております。
直近でも、この夏に向けて仕入先から
また値上げの通達が来た店舗も多いのではないかと思います。
「いつまでもどこまでも続く原価高騰が不安」
「人材不足による採用・定着コストの上昇への悩み」
から今後が不安になり、
明るい未来を感じることができていない精肉小売企業がほとんどかと思います。
しかしそのような現状を悩みながらもしっかりと考え、
様々な対策を実行し結果を出されている経営者様もいらっしゃいます。
今回はそのような事例を元に第二の事業の柱にしていただけるであろう業態を説明いたします。
■減少する本業利益率対策
原価高騰、人材不足により本業利益率がどんどん下がっている
現状に悩まれている方が多いのではないでしょうか?
そこで本業とは別の事業へのチャレンジを模索している経営者さまに今ご提案することが多いのが、
「本業との親和性が高く」「本業を活かしながらできる」 = 肉バルです。
肉バルとは『ステーキ×ワイン』がうりのお手頃な価格でステーキとワインが楽しめる賑わい感のあるお店のことです。
全国的に増えているバル業態のステーキに特化したお店であり、
今最も成長著しい業態なのです。
「お肉を食べたいけど、焼肉屋さんは嫌」
というような女性を多く集客している点も業態の特徴と言えるでしょう。
精肉卸・小売店が「肉バル」業態を出店するメリットをまとめると、
①牛肉を安く提供できる精肉店が圧倒的に強い!
仕入れ価格の高い精肉店でも居酒屋よりは仕入れ価格は安いものです。
戦う相手も精肉店ではなく、居酒屋に変える事で勝てるポジションを築けるのです。
肉バル業態の原価率は32%前後ですので、本業よりも非常に低い原価率になるのです。
②精肉店で出る端材活用ができる!相乗効果あり!
肉バルのメインステーキはももステーキです。
精肉店では売りにくい部位でも、中をレアに焼き上げる事で価値を高めた商品になり、精肉店よりも高い値付けで売れるのです。
また、ブリスケやカッパ、切り落としなども調理を加える事で高利益率の商品となります。
③ワイン業態は客単価が高くなる(3500円~4000円が目安)
ボトルワインの比率はドリンク売上に対して30%にもなり、単価があがりやすくなります。
また、ボトルが出る事でホールオペレーションも効率化する事が可能になるのです。
④女性集客で新たなニーズの掘り起こし
「肉を食べたいが、焼肉に行くほどではない・・・」
「焼肉だと臭いが気になる」など、
女性ならではの心理がありますが、それを解消しているのも肉バルが繁盛する理由の一つなのです。
気軽においしい肉を楽しみたいという女性のニーズとマッチしているのです。
⑤低投資!短期回収可能!物件が見つかりやすい
肉バルは、客単価が3500円~4000円と高めの業態ですので、
小さな坪数でも十分採算が取れるのです。
坪数が小さい為、投資も2000万以内で十分出店可能になります。
⑥精肉業態よりスタッフ採用しやすい業態!
人材不足の中でも精肉店は採用難が深刻化しておりますが、
そんな中、バルのようなオシャレイメージのある業態にはスタッフが集まりやすい傾向があります。
時給を上げなくても採用できるという事は、高収益を生み出す一つの好要因になるのです。
▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。
注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~
▼外食業界時流予測レポート2022を無料ダウンロード!▼
海の日の三連休も終えて
いよいよ本番の夏の繁忙期に向けての準備を進められている時期かと思います。
牛肉業界、特にのここ数年を振り返ってみると、
2014年は業界の大手チェーンの売上推移を見て分かる通り、
業界全体として売上を大きく伸ばした年でありました。
この流れは2012年12月に発足した安倍政権以降、続いていたものであります。
そこから4月の消費税増税以降も、多くの焼肉店が業績を伸ばしてきました。
しかしながら、現在、牛の飼育頭数減少、円安、中国のUS・AUS産牛肉の使用量増により、
牛肉価格は高騰の一途を辿っています。
2~3年前と比較すると、(増税は加味せず)30%~50%で高騰しており、
深刻な状態が続いております。
また、もう一つの大きな課題である人材不足。
採用広告コスト、時給アップ、労働環境改善による
P/A賃金の増加などにより人件費がどんどん上昇し、
原価・人件費などのコストの調整が急務となっております。
直近でも、この夏に向けて仕入先から
また値上げの通達が来た店舗も多いのではないかと思います。
「いつまでもどこまでも続く原価高騰が不安」
「人材不足による採用・定着コストの上昇への悩み」
から今後が不安になり、
明るい未来を感じることができていない精肉小売企業がほとんどかと思います。
しかしそのような現状を悩みながらもしっかりと考え、
様々な対策を実行し結果を出されている経営者様もいらっしゃいます。
今回はそのような事例を元に第二の事業の柱にしていただけるであろう業態を説明いたします。
■減少する本業利益率対策
原価高騰、人材不足により本業利益率がどんどん下がっている
現状に悩まれている方が多いのではないでしょうか?
そこで本業とは別の事業へのチャレンジを模索している経営者さまに今ご提案することが多いのが、
「本業との親和性が高く」「本業を活かしながらできる」 = 肉バルです。
肉バルとは『ステーキ×ワイン』がうりのお手頃な価格でステーキとワインが楽しめる賑わい感のあるお店のことです。
全国的に増えているバル業態のステーキに特化したお店であり、
今最も成長著しい業態なのです。
「お肉を食べたいけど、焼肉屋さんは嫌」
というような女性を多く集客している点も業態の特徴と言えるでしょう。
精肉卸・小売店が「肉バル」業態を出店するメリットをまとめると、
①牛肉を安く提供できる精肉店が圧倒的に強い!
仕入れ価格の高い精肉店でも居酒屋よりは仕入れ価格は安いものです。
戦う相手も精肉店ではなく、居酒屋に変える事で勝てるポジションを築けるのです。
肉バル業態の原価率は32%前後ですので、本業よりも非常に低い原価率になるのです。
②精肉店で出る端材活用ができる!相乗効果あり!
肉バルのメインステーキはももステーキです。
精肉店では売りにくい部位でも、中をレアに焼き上げる事で価値を高めた商品になり、精肉店よりも高い値付けで売れるのです。
また、ブリスケやカッパ、切り落としなども調理を加える事で高利益率の商品となります。
③ワイン業態は客単価が高くなる(3500円~4000円が目安)
ボトルワインの比率はドリンク売上に対して30%にもなり、単価があがりやすくなります。
また、ボトルが出る事でホールオペレーションも効率化する事が可能になるのです。
④女性集客で新たなニーズの掘り起こし
「肉を食べたいが、焼肉に行くほどではない・・・」
「焼肉だと臭いが気になる」など、
女性ならではの心理がありますが、それを解消しているのも肉バルが繁盛する理由の一つなのです。
気軽においしい肉を楽しみたいという女性のニーズとマッチしているのです。
⑤低投資!短期回収可能!物件が見つかりやすい
肉バルは、客単価が3500円~4000円と高めの業態ですので、
小さな坪数でも十分採算が取れるのです。
坪数が小さい為、投資も2000万以内で十分出店可能になります。
⑥精肉業態よりスタッフ採用しやすい業態!
人材不足の中でも精肉店は採用難が深刻化しておりますが、
そんな中、バルのようなオシャレイメージのある業態にはスタッフが集まりやすい傾向があります。
時給を上げなくても採用できるという事は、高収益を生み出す一つの好要因になるのです。
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