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農業ビジネス
6次化ブランディングコンサルティング
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農業を取り巻く時流と6次産業化のメリット
いつもご愛読いただきありがとうございます。船井総合研究所の前田です。
本日は、農業業界を取り巻く環境とこれからの農家が取り組むべき6次産業化についてお伝えいたします。
目次
本日は、農業業界を取り巻く環境とこれからの農家が取り組むべき6次産業化についてお伝えいたします。
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農家が儲からないのにはワケがある
令和2年度食料・農業・農村白書(令和2年6月16日公表)のデータによると、国内で生産された9.7兆円に輸入品を加えた11.3兆円の農林水産物は、流通・加工の各段階でマージンとコストが加算され、最終的には約7.5倍の83.8兆円となって消費されています。つまり、農家が生産した農産物は消費者に販売される頃には、約7.5倍の価値となって販売されています。
しかし、考え方を変えてみると農産物を「どの経路で」「誰に販売するか」で売上・利益は大きく変わります。
いまの農業・一次産業の課題は、収益を外部環境に左右されてしまっている事であると船井総研では考えています。農協への出荷などで、市場価格が決定している農家様が非常に数多くおられます。
これからの農業生産者には外部環境に左右されない経営をするために、ブランド力を持ち、価格決定権を持つことが重要になります。
農業生産者が取り組むべき6次産業化とは
外部環境に左右されない、価格主導権・ブランド力を持つために自分たちのファン、応援してくれる顧客を作ることが必要になります。
「良い商品」というだけでは売れるわけではない現代では、価値を出来るだけ多くの方に伝える手段を持つことが重要です。その手段として有効なのはマーケット(市場)の大きい加工品の展開を進めることです。特に船井総研では農業生産者と相性の良い「スイーツビジネス」への参入をおススメしています。
その理由としては大きく3つあります。
(1) 自社農産物を使用して付加価値をアップさせることができる
先程もお話した通り、農家が生産した農産物は最終消費として約7.5倍の価値がついています。自社農園で、加工、販売を行うことで自社生産物の価値を大きく上げることができます。
(2) 規格外品(B品)を活用して商品づくりができる
いわゆるB品といった形の悪い商品も加工品にすることができます。多くの農家はB品の取り扱いに困っていますが、加工品にすることで、現在B品として安く販売している農産物にも価値を付けて販売することができます。
(3) 様々な販路開拓ができる
加工品を販売することで、自家用として、ギフトとして。また、B to C やB to Bなど農産物を加工品にすることで、販路は増え、これまでにないお客様に自社農産物の良さを伝えるきっかけができます。
6次産業化の成功事例
地方のいちご農園が初めての6次産業化に取り組み、年間3万個のプリンを販売!
地方のいちご農園が菓子製造経験者ゼロでいちごの加工品としてのスイーツ開発を実施しました。開発した商品は、自社農園で栽培するいちごを活かしたプリン。
近隣の消費者はもちろん、旅館などに販路を開拓し、初年度から年間3万個ものプリンを販売することに成功しました。
スイーツ事業の認知度が高まることによって、自社農園のファンは増え、2年間で売上は2倍・メインのいちご狩り客も2倍に増加させることに成功しました。
素人出来出来る!農業経営者向けスイーツ参入方法を詳しく知りたい方はこちらから
【このような方におすすめ】
・生産物はあるものの、加工品製造の仕方やどんなものを作ればよいか判断がつかない方
・加工品製造にチャレンジしたが、いまいちヒット商品となっていない方
・現在の生産物の付加価値をさらに上げて販売したい方
・経験が無くても農産物を加工して販売する方法を知りたい方
・巣ごもり需要に応じた農産物の通信販売事業の必要性を感じている方
【開催日時】
・2022年2月17日(木):16:00~18:00
・2022年2月25日(金):16:00~18:00
・2022年3月9日(水):16:00~18:00
・2022年3月15日(火)16:00~18:00
※セミナーはweb配信となります。
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