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コラム仮

創業328年の老舗酒蔵の挑戦

佐賀県鹿島市の肥前浜宿に1688年(元禄元年)に創業し、地元では『光武学校』と呼ばれるほど杜氏を輩出している老舗酒造メーカー、光武酒造場。

ピーク時に比べ3分の1に縮小する清酒業界にありながら、創業から掲げる『伝統の中からの革新』というキャッチフレーズを実践するように、日本初を含むいくつかの挑戦によって6年連続増収を続けています。

今回は光武酒造場が取り組んでいる2つの日本初の取組についてご紹介します。

1.「酒蔵ツーリズム」を日本で初開催に尽力。日本各地に広がる

インバウンド対策として日本各地16団体まで発展した『酒蔵ツーリズム』を日本で初めて実施されたのが光武酒造場のある佐賀県鹿島市。
 
地元酒蔵や地元行政と連携して6年前からスタートし、今年17年は2日間で8万人が訪れる地域の一大イベントに成長を遂げられました。

2.2016年 日本初の六次産業化酒蔵に認定

積極的な商品開発や新規事業開拓にとどまらず、酒米生産者(農家)と共同し、米作りから酒造りまで一貫した企業運営をされた結果、清酒業界としてて日本初となる『六次産業化事業体』に認定されました。
 
これを機にクラウドファンディングでのPR、メディアへのアプローチなども積極的に展開し、佐賀県内のみならず、日本全国に光武酒造場の名をひろげています。
 
また地元の肥前浜宿が2016年に日本ユネスコ協会連盟から『プロジェクト未来遺産』に認定されたことを機に『発酵文化の薫るまち』と称した街づくりの旗振り役もされており、自社の革新のみならず地域を先導する活動で永続的な地方創生に取り組まれている光武酒造場。
 
自社の収益性だけでなく、地域や地元への還元の社会性のある数々の取組が評価され、船井財団が主催する2017年グレートカンパニーアワードの「社会貢献賞」を受賞されました。

2017年8月 食品ビジネス経営研究会分科会講演のご案内

8月の経営戦略セミナー、食品ビジネス経営研究会分科会において、
光武酒造場光武社長にご講演をいただいております。
 
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