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農業ビジネスへの新規参入!~いちご農園ビジネス新規参入のすすめ~

2009年の農地法改正により、農地利用の規制が緩和されて以降、企業による農業参入は増加しています。実際のデータをみても、農業経営体数は減少していますが法人の経営体数は10年で約1,5倍となっています。

当社にも新規事業として農業の参入を検討したいという声をいただくことがあります。そこで今回は当社が新規に農業ビジネスに参入するモデルとしておすすめしているいちご農園のビジネスについて解説いたします。

いちご農園ビジネスとは

・観光いちご農園ビジネスとは

いちご狩りを軸に集客、直売売上を立てる事業(卸売ではなく、直売を中心に売上を立てるモデル)
農家の販売経路としては、JAや市場に出荷するという形が一般的です。しかし、市場等への出荷というのは自社での価格決定権がなく、近年の原材料費の高騰を受けるとこれまでより利益が出にくいという状況です。
当社がおススメするいちご農園のビジネスモデルでは、集客のメインをいちご狩りとし、余ったいちごはパック詰めもしくは加工品にして消費者に直接販売するビジネスモデルとなります。

いちご農園をおすすめする理由

Point1 需要が安定しており、市場価格も高い

生産者の数、作付面積は減少しているが、需要は高く市場規模が伸びています。下記グラフを見ると、いちご農園の生産量は1988年を頂点に2022年にかけて減少し続けています。また、市場価格は需要と供給によって決まるため、価格は上昇し続けています。

いちごの卸売価格推移グラフ

Point2 施設栽培で生産が安定している

農園の新規参入には、露地栽培とハウス栽培があります。露地栽培とは屋外の畑で栽培する方法です。露地栽培はその野菜が本来持つ時期に合わせて自然に近い状態で栽培するため、旬の野菜を味わうことができます。半面、気候の影響等を大きく受けるというデメリットがあります。半面、施設栽培はハウスを建てるため、初期コストや電気代等の費用が増えますが、安定して栽培できるため、ビジネスとして収益予測を立てやすいという特徴があります。

Point3 加工品を展開しやすい

余ったいちごを冷凍して年間を通して販売しやすいことがいちごの大きな特徴になります。家計が年間に果物に消費する金額を調査した家計調査年表のデータでは、りんごや梨、桃などの消費金額が落ちる中、果物を使用した加工品の需要は大きくなっています。

いちごは特に加工品として使用されやすく旬の時期にはパフェやプリン、クレープなど様々なスイーツに使用されています。夏の時期でも冷凍したいちごを使用してかき氷にするなど、年間を通して加工品として人気の高い果物になります。

観光いちご農園開発のステップ

Step1 いちご農園スモールスタート

まずは小規模で観光いちご農園を開始する。規模:15a~20a
農園コンテンツ:いちご狩り、直売機能

Step2 いちご農園の規模拡大

いちご狩り観光農園で地域一番を目指す。規模:30a~50a
農園コンテンツ:いちご狩り、直売店、加工品開発・販売

Step3 コンテンツ付加、事業付加

いちごの加工品を使用して収益を拡大させる。規模:30a~50a
農園コンテンツ:いちご狩り、直売店、加工品開発・販売、飲食機能

Step4 コンテンツ付加、更なる事業

観光農園だけでなく、観光施設として地域一番を目指す。規模:60a~90a
農園コンテンツ:いちご狩り、直売店、加工品開発・販売、飲食機能、宿泊機能等


いかがでしたでしょうか。さらにいちご農園ビジネスの詳細について知りたいという方はぜひこちらの無料レポートをご覧ください。

URL:
https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/conglomerate-strawberry#_ga=2.151701433.1045548824.1710134029-1987282805.1710134029

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