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売れる「家庭用冷凍食品」の基本ポイント

いつもありがとうございます。
食品・観光グループの中野一平です。
 
食品業界にとっての“ツキテーマ”のひとつがご存じの通り、冷凍食品で、中でも家庭用冷凍食品は右肩上がりです。おかげさまで「これを冷凍食品にして通販をしたい」「どんな冷凍食品が売れますか?」などのご相談をいただくことが増えています。
 
商売の基本は「(世の中に出して)売れるものを売る」です。
もともと伸び悩んでいる商品を冷凍食品にスライドしたからといって急に売れるわけではありません。
 
家庭用冷凍食品でのヒット商品、売れる商品の基本ポイントをお伝えいたします。
 
①メリット:「冷凍である」意味・メリットの訴求
「冷凍である」ことの意味は何でしょうか?
そのメリットが感じられない商品は売れません。
  
②味:本格的、本格派
本物志向の強まりの中では「より美味しいもの」を実現できる冷凍食品は有利です。例えば、飲食店では名物メニューの商品化、「店の味を家でも簡単に楽しめる」の実現がポイントです。
 
③ターゲット:価格よりも価値重視の顧客
価格勝負では大手企業に勝てませんので、中小企業の場合は、しっかり利益の取れるプチ贅沢品、ご馳走商品で、そこにお金を出してくれる顧客を狙うのが得策と考えます。
 
④粗利:粗利率50~70%
販路チャネル別の粗利設定になりますが、最低でも50%は欲しいところです。
 
⑤適量・個包装、使い勝手
もともと、「簡単・便利」も冷凍食品が伸びた要素です。
ユーザビリティも意識した商品開発が必要です。
 
⑥単品多用途(自家用・ギフトともに対応可能)
LTV(顧客1人当たりの年間売上)を拡大するには、自家消費だけ、ギフト・贈答だけ、ではなくすべての購入動機に対応することが大きなポイントです。全購入動機に対応できるように仕上げていきましょう。
 
⑦品揃え:名物単品から派生へ
“その後”の展開となりますが、名物単品1つでは必ずマーケットサイズの限界を迎えます。必ずです。1単品で売れ続けることが理想的ではありますが、実際は“飽き”も発生し鈍化します。派生商品も含めての品揃え戦略が求められます。
例:餃子⇒様々な味の餃子⇒天心⇒その他の中華総菜⇒ギフト展開
 
上記はあくまでも基本であり、業種、業態やターゲットなどによりハズせないポイントは変わってきます。
ヒット事例、成功事例の目立つ部分や派手な部分だけを見るのではなく、背景や“ホントのところ”を見極めることが真のポイントです。
 
冷凍食品事業についてご興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。
ご連絡をお待ちしております。
 
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https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-food-business/biz-eat-out-inquiry.html

担当者

マネージャー

中野 一平なかの いっぺい

日本全国様々な食品メーカーでのコンサルティングを行っている。船井流即時業績向上法を落とし込んだ「造り手の想いを伝える」通販や体験付加型直販を得意としている。
これまで500件以上の様々な食品の直販事例に携わり、四季を通じたイベント、通信販売、固定客化、蔵祭り・工場祭などで実績を上げている。
特に蔵祭り・工場祭の年間ご支援数は船井総研で最も多い。

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