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コラム仮

食品製造業が今後100年を生き抜くための戦略【ヴィレッジ開発】

こんにちは。
私は食品メーカーにおける消費者直販のコンサルティングをしております。おかげさまで我々フードビジネス支援部には年間数百件のご相談をいただいておりますが、その案件内容がどんどん複雑化しているのを感じます。

先行き不透明な市場環境と相まって企業の在り方も多様化していると感じる今日この頃です。

特に多い案件としましては、今後100年・200年続く企業になるために顧客及びその先の消費者とのコミュニケーションをより深いものとし、さらなる価値を創造していきたいという案件です。

モノからコトへという言葉は耳タコだとは思いますが、中期経営計画作成のお手伝いをさせていただく際には、切っても切り離せないキーワードとなっております。

モノからコトへ。近年増えている「ヴィレッジ化」

例を挙げますと「ヴィレッジ化」案件が近年増えております。
 
日本全国に食のヴィレッジがありますが、先進事例を挙げますと先日ご登壇いただきました「伊賀の里モクモク手づくりファーム」や「なめがたファーマーズヴィレッジ」などです。
 
ヴィレッジ化とは、
「企業のモノ造りの本質」「世界観」を体現した食のテーマパークのことを指します。

年商30億円~の企業様からの開発案件が多いです。
 
ヴィレッジ化を進める最終的な目的は、
モノ造りの本質や企業の取り組みを伝えることで、取引先やその先の消費者にファンになっていただき、持続的に成長し続けるというものです。

ヴィレッジ化のきっかけとして多いのは「工場の新設」「物流拠点の統合」

最終形を見据えつつも入口としては「工場の新設」「物流拠点の統合」からの話が多く、出口として「年間50万人の集客施設になりました」「通販で年商30億円を達成しました」「営業しなくても大手から引き合いがくるようになりました」などの効果が出てきます。
 
なぜこのような案件が増えてきているかといいますと、
上記の市場環境の変化もありますが、
 
「工場設備の老朽化に伴い、設備の新設を検討したい」
「物流拠点が分散しており、集中化を図りたい」
「地元に遊休地があり、行政から活用の話がきている」
「過疎化が進んでおり、地元を活性化したい」
「工場を新設するが返済に不安があり、収益性の高い工場を新設したい」
 
といった理由からヴィレッジ化構想は生まれてきます。
 
簡単にまとめますと、
せっかく工場を作るのだからモノ造りの背景が見えるように工場見学をできるようにし、
工場直売所・飲食施設により収益を生み、都会から集客できるように体験・遊び・郷愁の要素を盛り込んだ工場を作りたい

 
というご要望が増えているということです。

ヴィレッジ化の条件「12要素」とこれらをつなぐ「共感・共鳴できる軸」

そこで船井総研では、
上記必要条件を捉えつつも「12要素」を備えた最終形が達成できるかをご提案の肝としています。
 
1.買う 2.食べる 3.見る・遊ぶ 4.(泊まる) 5.体験する
6.学ぶ 7.育てる 8.取り寄せる 9.外に出る 10.貢献する
11.応援される 12.発信する

これら12要素をつなぐ「共感・共鳴できる軸」が一本通ってはじめて
ヴィレッジ化の十分条件を満たします。
 
「企業の第二、第三創業期としてさらなる成長エンジンを持ちたい」
「顧客とのコミュニケーションをさらに深めたい」
「今のままのモノ造りをしていて価値が伝わっているか不安だ」

と漠然とお考えの経営者の方は、先進事例からヒントを得ていただければと思います。
 
また、自社に合った形でヴィレッジ展開している企業を教えてほしいとのご要望にもお応えしたいと思いますので、お問い合わせいただければと思います。
 
ヴィレッジ化まではいかなくても“コト消費による集客引力を持つ”ことは、年商規模に関わらず重要となりますので、以下の資料よりヒントを得ていただければと思います。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
本記事のお問い合わせは中渕(ナカブチ)まで
rnakabuchi@funaisoken.co.jp

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目次

  • 成長市場
  • 市場の変化
  • 商品品質の構成要素
  • 要素別対策
  • メディア活用
  • SNS・WEBの活用
  • 情報発信者の活用
  • 成功事例01
  • 成功事例02
  • 船井総合研究所でお手伝いできること
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担当者

食品メーカービジネスチーム

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直販事業、EC・通信販売参入、冷凍食品、クラフトビールなど、あらゆる領域に専門特化したコンサルタントが、最新のビジネスモデルの中から最適なソリューションをご提案させていただきます。

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