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食品メーカービジネス

コラム仮

中元・歳暮時期の需要獲得

夏=中元、冬=歳暮“だけ”と考えるギフト商品を中心に展開されている企業は少なくありません。もちろんギフトは大きいマーケットですが、単純な中元・歳暮ギフト以外にも、夏や冬は様々な需要、チャンスが存在します。

「ギフトが減った!」という声はよく耳にします。減少しているのは儀礼的な、所謂フォーマルギフトです。業績を伸ばしている企業では、フォーマルギフト以外にも、カジュアルギフトや夏・冬の需要を確実にモノにしているのです。

【夏の需要例】
・関東中元
・地方中元
・中元お返し用
・友人ギフト
・暑中見舞い用
・残暑見舞い用
・手配り挨拶用
・お盆用
・帰省土産用
・通常自家消費
・夏の自家消費
・敬老の日予約
・夏商品ラスト

【冬の需要例】
・関東歳暮
・地方歳暮
・歳暮お返し用
・手配り挨拶用
・迎春、正月用
・通常自家消費
・冬の自家消費
・年明け予約
・年越し用
・年内商品ラスト

「夏=中元だけ、冬=歳暮だけ」という発想を一度リセットし、「実際に何が動いているか」を見極め、品揃えに反映させましょう。その際、自社の動きだけを見るのではなく、競合他社、ショッピングモール、雑誌、テレビ・・・など、俯瞰で見ることがポイントです。

食品1単品の年間消費量・額やフォーマルギフトが減少しています。したがって、諸条件が同じであれば、「それだけ」で勝負をしている企業の売上が減るのも明らかです。

例年通りの中元・歳暮展開を考えている場合は、本当にその内容でよいのかを再考し、ぜひ上記需要の獲得を意識してみましょう。

担当者

マネージャー

中野 一平なかの いっぺい

日本全国様々な食品メーカーでのコンサルティングを行っている。船井流即時業績向上法を落とし込んだ「造り手の想いを伝える」通販や体験付加型直販を得意としている。
これまで500件以上の様々な食品の直販事例に携わり、四季を通じたイベント、通信販売、固定客化、蔵祭り・工場祭などで実績を上げている。
特に蔵祭り・工場祭の年間ご支援数は船井総研で最も多い。

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