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食品メーカービジネス

コラム仮

食品はパーソナルギフトを狙え!

夏のギフト
まもなく、今年の夏・中元商戦が終了いたしますがいかがでしたでしょうか。

弊社ご支援先の多くは、新商品を付加し、顧客名簿も増やしているため前年は上回りましたが、
内容を細かく見ますとやはりギフトは減りました。

・法人ギフトの様に、数箇所に送るお客様が減った
・ご挨拶としては歳暮だけにして中元ギフトはやめた
・そもそも中元ギフトの習慣がなくなってきた
などが要因と考えられます。

今まで中元、歳暮で大きく売上を作ってきた企業には頭の痛いところですが、
お客様のライフスタイル、購買スタイルの変化であるため受け入れ、
その中でどうするかを考えていきましょう。

対策のひとつとしては、中元というよりも「夏ギフト」として考え、
中押し、後押しなどの提案力によって購入頻度、チャンスを増やすことです。
中元のお返し、お盆用に最適な商品、季節限定商品などをお知らせすることで売上は作れます。
実際、中押し実施企業では、限定商品の反応は高いものとなりました。

パーソナルギフトを狙え!

中元、歳暮ギフト減の対策のもうひとつは、パーソナルギフト(カジュアル)の獲得です。
パーソナルギフトとは簡単に申しますと、個人で使う贈り物や挨拶用ギフトです。
その中でも内祝いマーケットが狙い目です。
各業種で取り込みに力を入れつつあり、この市場を狙わない手はありません。

常にカタチにしてアピールし続けよ!

パーソナルギフトとしてシェアの高い内祝いとしては、
長寿のお祝い、結婚内祝い、快気祝い、上棟のお祝いなどが挙げられます。

また、出店や退職のお祝いなども存在しますが、
業種により「うちはこういう時に使われるな」というものが頭に浮かんでいることと思います。

ただし、これらの内祝いは、声をかけたから、DMを送ったからすぐ注文が来るといった類のものではありません。
「うちは内祝い用の商品・サービスをきちんと揃えていますよ」
ということをカタチにして“常にアピール”することで、お客様の認知度も上がり、ジワジワと注文が増加するのです。

カタチにするとは、具体的には以下が挙げられます。

①年数回のDMチラシ・カタログに情報を載せる
のし、包装サービス、ラベル酒などによって内祝い(他弔事なども)への対応を毎回掲載

②専用チラシを作り配る
簡単なものでも構いません。1,000円~10,000円迄の予算の幅、
のしサービス等を行っていることを専用チラシにして通販購入者や店舗で配布しましょう。

③ギフトコーナーを作る
以前のコラムでお伝えした通り、店舗をお持ちの場合はギフトコーナーを作り、
誰が見ても分かるようにしましょう。

意外とできないお店も多いです。

「言われたらもちろん対応する」ではなく、常に見せることで、お客様が必要なシーンに出くわした際、
「そう言えばあそこにあったな」と選択肢のひとつになります。

担当者

マネージャー

中野 一平なかの いっぺい

日本全国様々な食品メーカーでのコンサルティングを行っている。船井流即時業績向上法を落とし込んだ「造り手の想いを伝える」通販や体験付加型直販を得意としている。
これまで500件以上の様々な食品の直販事例に携わり、四季を通じたイベント、通信販売、固定客化、蔵祭り・工場祭などで実績を上げている。
特に蔵祭り・工場祭の年間ご支援数は船井総研で最も多い。

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