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成功している会社がやっている直売店のイベント事例

成功している会社がやっている直売店のイベント事例
「たった2日の開催で約1万人集客している直売店イベント」の事例をお伝えいたします。

今回の事例は北海道の北広島でハム、ベーコンを販売する会社様です。
毎年8月下旬にイベントが開催されております。
そこでは約1万人弱の集客と平均客単価驚異の約8000円を誇る物販、
イートイン、がございました。セルフサービス式でごみの分別もかなりしっかりと行われ、
行政からのお金を一切もらわずに実施していらっしゃいます。

コンテンツとしては自社のハムベーコンの販売だけではなく、
北海道らしい旬の海の幸のテイクアウトや農産物の販売、
北海道のハムやチーズ、ワイン、そして地ビールなどを扱う約16店のブースを招き、
ステージではJAZZの生演奏やプロのフラダンスなど
心地よい音楽を聴きながら北海道の幸を楽しめる構造になっています。

今回お邪魔したところファミリー層の来場が8割ほどありました。
その他、シニア層、グルメ層がいらっしゃいました。
あくまで大人向けのイベントですが、
ファミリー層、お子様の来場も多く、にぎわっておりました。

コンセプトとしては新たな観光資源となるような機会と体験の創造や自然、
景観との調和、共生、北海道の食や職、技のブランド再構築、北海道の産物を
利用し食育や郷土教育、情報発信を行う、食にかかわる民間企業の連携、
自己組織化、創発のダイナミズムなどをテーマに動いています。

客単価8000円を実現する施策では、
①まとめ買いを誘導するお楽しみ袋
②屋台や物販での500円以上の買い物をするとスタンプをもらうことができる
6スタンプで1回の抽選券となり、客単価のアップに貢献しています。

フェイスブックでは5月からイベントの告知が行われており、
今年で9回目の開催ですので、すでに地元の方の認知度も高いです。

工場祭、蔵祭りなどのイベントに関してのポイントを整理いたします。

イベントの大きな目的としては3点です。
①地域還元、地域に対する感謝祭という目的
②名簿の収集、通販誘導につなげる目的
③足元商圏の認知度アップという目的

の3点です。

「近くにあるのは知っていたけれど、実際に行ったことはなかった。」
このような地元のお客様に来店するきっかけ与え、まずは一度買ってもらうことが、
味を知ってもらい継続的な来店への第一歩になります。

工場祭の流れ

① 集客
まずは開催日を決定し、社内外に告知、宣言をしましょう。
60日前でからで間に合います。しっかりと準備を行い、挑みます。
60日前:開催日の決定、イベントのタイトル決め、目標数値の算定
45日前:企画内容を考慮に入れ、具体的な企画の絞り込み、レイアウト決定
30日前:集客、企業や人材の協力手配、景品や借り物の手配、業務の調整
14日前:備品のチェック、購入、運営スタッフの配置決め、POP作成
前日:レイアウトを基に設営、当日の運営確認
当日:商品の陳列、販売、次回のイベント告知
しっかりと目的を持ち、集客活動を行いましょう。
 
② 企画
企画には体験機能、飲食機能、物販機能が不可欠です。
体験機能、工場を見学してもらい、実演、つかみ取りなどの体験を入れることでここでしかできない
目的来店の機能を持ちます。お子様やファミリー層の来場につながります。
飲食機能、試飲、試食をしてもらい味を知ってもらいます。
屋台などを設置することで滞在時間の上昇につながります。
物販機能、メーカーの商品を物販として販売いたします。
工場祭限定商品、お得なセット、新商品のお披露目をすることでメーカー側も新商品の開発が進みます。
ここだけ、今だけ、あなただけの物販でお客様にまずは商品を買ってもらいましょう。
 
③ 抽選会
買ってもらったお客様やチラシを見て来場してくださったお客様にガラポンをしてもらいます。
●●円以上お買い上げでガラポン抽選券配布という形にすることで客単価のアップも狙います。
 
春の開催に向けて今から動いてみてはいかがでしょうか?
 
今回の事例のほかにも食品メーカー様で数千人の集客をしているイベント、工場祭は多くあります。
中でも地域屋台の無料で誘致や農産物直売などの企業や地域の連携を行っているところが高い成功率を示しております。
 
地域の会社同士で協力し、工場祭を実践してみてください。
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担当者

食品メーカービジネスチーム

船井総合研究所の食品製造業の企業様向けコンサルティングチームです。
直販事業、EC・通信販売参入、冷凍食品、クラフトビールなど、あらゆる領域に専門特化したコンサルタントが、最新のビジネスモデルの中から最適なソリューションをご提案させていただきます。

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