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コラム仮
地域とのつながりを大切にする「町で最も親切な」スーパーマーケット ①
今回のコラムは先月アメリカの視察ツアーに参加した際に
感銘を受けたスーパーマーケット「ニュー・シーズンズ・マーケット」のご紹介をしたいと思います。
ニュー・シーズンズ・マーケットは、ポートランドで1999年に創業された後、
地域の人気食料雑貨店として急成長したチェーンです。
展開地域で人気の高いネイバーフッド・マーケットで、ほとんどがオーガニックとローカルの品揃えです。
また地域貢献のために、利益の10%を地域の非営利団体に寄付している事でも有名である。
北カリフォルニアでは、ニューリーフ・コミュニティー・マーケットの名前で5店舗を経営しており、
「街で最も親切な店」との評価を得ています。
今回の視察で責任者の方の話をお伺いして、素晴らしいと思えるポイントは大きく2つです。
1つ目は、「地域とのつながりを大事にしている」という点。
2つ目は「社員を大事にしている」という点です。
1つ目のポイントとして地域とのつながりを大事にしているという点では、上記にも記載しましたが、
利益の10%を地域の団体に寄付するということもありますが、ビジネスという点で素晴らしいのは、
ローカルの商品で70~80%が品揃えされているという点です。
特に農産物や日持ちのしない食品は100マイル以内(ローカル)のメーカーや生産者から仕入れるというこだわり。
そして、ローカルから仕入れる商品については通常よりも高く仕入れをするという点です。
また、農産物などはオーガニックの野菜を生産してもらうために生産者に対して契約農家として作ったものを
買い取る契約でスーパー側が望む商品を生産してもらうという取り組みも積極的に取り組んでいます。
地域の生産者やモノづくりをしている企業との共存共栄を進めて自分たちのメリットだけでなく、
取引先のメリットも考え、さらにその取り組みが結果顧客のメリットにもなるという、日本でいう
「三方よし」の考え方で経営をされています。
ただ、このような理念の経営をするときにやはり気になるのは利益をどのように創出するのか?という疑問です。
実際に責任者の方に疑問をぶつけたところ、生鮮食品や日配品のようなローカルで仕入れる商品の利益は薄いが、
ドライ商品については利益が確保できるように仕入れの努力をしているとのことです。
つまり、粗利ミックスの考え方を徹底しているのです。
各部門ごとに粗利ミックスをしっかり取り組むことで利益を出しているのです。
このように理想を追求しながら、いかにビジネスとして成立させていくかというして点は
非常に重要かと思います。
また、前回のコラムでもお伝えしましたが、
自分達だけではなく社会的な価値の提供というものがこれからの時代は
ドンドン求められてくることをアメリカの企業視察を通して感じられました。
2つ目は「社員を大事にしている」という点は、
次回のコラムにてお伝えさせていただきます。
感銘を受けたスーパーマーケット「ニュー・シーズンズ・マーケット」のご紹介をしたいと思います。
ニュー・シーズンズ・マーケットは、ポートランドで1999年に創業された後、
地域の人気食料雑貨店として急成長したチェーンです。
展開地域で人気の高いネイバーフッド・マーケットで、ほとんどがオーガニックとローカルの品揃えです。
また地域貢献のために、利益の10%を地域の非営利団体に寄付している事でも有名である。
北カリフォルニアでは、ニューリーフ・コミュニティー・マーケットの名前で5店舗を経営しており、
「街で最も親切な店」との評価を得ています。
今回の視察で責任者の方の話をお伺いして、素晴らしいと思えるポイントは大きく2つです。
1つ目は、「地域とのつながりを大事にしている」という点。
2つ目は「社員を大事にしている」という点です。
1つ目のポイントとして地域とのつながりを大事にしているという点では、上記にも記載しましたが、
利益の10%を地域の団体に寄付するということもありますが、ビジネスという点で素晴らしいのは、
ローカルの商品で70~80%が品揃えされているという点です。
特に農産物や日持ちのしない食品は100マイル以内(ローカル)のメーカーや生産者から仕入れるというこだわり。
そして、ローカルから仕入れる商品については通常よりも高く仕入れをするという点です。
また、農産物などはオーガニックの野菜を生産してもらうために生産者に対して契約農家として作ったものを
買い取る契約でスーパー側が望む商品を生産してもらうという取り組みも積極的に取り組んでいます。
地域の生産者やモノづくりをしている企業との共存共栄を進めて自分たちのメリットだけでなく、
取引先のメリットも考え、さらにその取り組みが結果顧客のメリットにもなるという、日本でいう
「三方よし」の考え方で経営をされています。
ただ、このような理念の経営をするときにやはり気になるのは利益をどのように創出するのか?という疑問です。
実際に責任者の方に疑問をぶつけたところ、生鮮食品や日配品のようなローカルで仕入れる商品の利益は薄いが、
ドライ商品については利益が確保できるように仕入れの努力をしているとのことです。
つまり、粗利ミックスの考え方を徹底しているのです。
各部門ごとに粗利ミックスをしっかり取り組むことで利益を出しているのです。
このように理想を追求しながら、いかにビジネスとして成立させていくかというして点は
非常に重要かと思います。
また、前回のコラムでもお伝えしましたが、
自分達だけではなく社会的な価値の提供というものがこれからの時代は
ドンドン求められてくることをアメリカの企業視察を通して感じられました。
2つ目は「社員を大事にしている」という点は、
次回のコラムにてお伝えさせていただきます。
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