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コラム仮

メディアに一気に注目される「メディア向け試食会」とは!?

10月4日開催のスィーツビジネス研究会のゲストは、アップルパイの単品専門店「信州りんご菓子工房BENI-BENI」を今年の4月にオープンさせた、地元長野県で創業200年を超える老舗菓子店である二葉堂の清水社長です。

オープン時から好調な滑り出しを見せた「BENI-BENI」ですが、オープンの際に実施して大きな効果があったことは、「メディア向け試食会」です。「メディア向け試食会」とは、オープン前に地元のメディアに取材に来てもらって、ニュースとして発信してもらい注目を集めるための企画です。メディアに取り上げられることは、オープン時も、オープン以降も、集客や売上にプラスの影響を及ぼします。メディアに取り上げられる確率が高いのは、オープン時が一番。店舗オープンの際にはぜひ、取り組んでいきたいものです。


「メディア向け試食会」の開催のステップは以下のとおりです。

STEP1:プレスリリース文章の作成
STEP2:プレスリリース投函
STEP3:参加申込者への前日確認
STEP4:当日運営

STEP1:プレスリリース文章の作成

まずは、プレスリリース文章の作成です。文章作成のポイントの一つは、「オンリー1」「No.1」「ファースト1」。何かで1番であることが重要です。「信州りんご菓子工房BENI-BENI」では、「善光寺初出店」を打ち出しました。もう一つは、「地域性」。「信州産りんご」にこだわった商品を提供する店舗であることを打ち出しています。

STEP2:プレスリリース投函

作成したプレスリリースは、オープンの約1か月前ぐらいに県庁や市役所にある記者クラブの投げ込みボックスに投函します。県庁・市役所の「広報広聴課」に電話をして、部数や、投函の時間など必要事項を確認します。また、これまでに取材などでつながりのあるメディア関係者には、直接送付を行います。つながりのある方には、さらに電話などで直接アプローチすることをお勧めします。

STEP3:参加申込者への前日確認

申込から日数が立っている場合、忘れてしまっていることもありますので、メディア向け試食会の前日には、参加者への確認電話をします。せっかくの参加申込を無駄にしないため、しっかりとフォローすることが必要です。

STEP4:当日運営

当日の運営は、今回の場合は①約40分間製造風景を見せながら説明②約20分間試食していただきながら質疑応答③お土産をお渡しで、「メディア向け試食会」の時間は全体で約1時間強でした。また、テレビ局など撮影をされるメディアは終了後に撮影が行われます。

今回の「メディア向け試食会」の結果は、来場が12社。メディア掲載は、大きなもので、・当日の地元テレビ局の夕方のニュースで紹介・翌日の地元有力新聞の朝刊に掲載・翌日の地元ラジオ局の中継車が立ち寄りと大きな成果を上げることができ、一気に地元でも注目される存在となることができました。

オープン後は、順調に売上も推移し、今年のゴールデンウィークには、アップルパイの最大販売数が1日1277個と商品製造が追いつかないほどのお客様が殺到することになっています。

オープンなど注目されやすいタイミングでは、「メディア向け試食会」はとてもお勧めな手法です。

※「メディア向け試食会」などメディアへの販促については以下ダウンロード資料で詳しく説明しておりますので、是非ご参考に下さい。

「メディア活用ガイドブック」

担当者

チーフコンサルタント

田中 渉たなか わたる

菓子店専門コンサルタント。和菓子店、洋菓子店、併売店、その他各種菓子店に関わるコンサルティングに15年以上携わる。現場にしか答えはないという信念から、少しでも気になることがあると現場に出かけていきルール化を行う。現場から得られた数々の具体的、実践的なノウハウに対する顧客の信頼は厚い。

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