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コラム仮

時流適応商品とロングセラーのアップデートが企業を救う!

いつもありがとうございます。

食品・観光グループの中野一平です。

 

コロナ禍では大きく業務用ダウン、家庭用アップ、さらに事業としては通信販売が伸びているという状況です。ご支援先、会員様の動きを見ましても通信販売が大きく貢献、売上構成比の高い歳暮・年末年始でも前年オーバーという結果でした。

 

大きく伸ばした事例の共通点としては「時流に合わせて新商品を出している」です。残念ながら、昔ながらのロングセラー商品だけでは伸び続けることは困難です。実際、全体では100数十パーセントの伸びでもロングセラー商品は微減という事例も見られました。

 

もちろん、“永遠のド定番商品”は必要ではあるのですが、多くの商品はライフサイクル安定期の後期であり、微増はあっても右肩上がりは厳しいでしょう。

 

消費者の趣味嗜好、ライフサイクル、行動様式、情報収集の場など世の中が大きく変化しているため、その変化に対応する新商品が売れるのは当然です。船井総研がお題目の様に口にする「時流適応」が必要不可欠ということです。「売上が落ちているが通信販売なら売れるのでは」は残念ながらありません。

 

コロナ禍での時流対応商品としては、皆様もご存知の通り以下が主となっています。

◎巣ごもり需要に対応:家で食べる・つくる商品、保存食、個食・時短商品

◎ご自愛需要に対応:贅沢品、ご馳走

 

加えまして、2021年はこれらの要素を意識してみましょう。

①健康

各業界を引っ張るリーダー企業の経営者の多くが今年の成長キーワードとして「健康」を挙げています。免疫力アップイメージは言うまでもなく、コンディション調整、予防食等、健康や日々の快適への投資に対してお金を出す傾向にあります。機能性食品や栄養補助食品である必要はなく「一日一杯のお味噌汁で発酵食品をとりいれましょう」といったバランスの良い食生活イメージでも構いません。

 

②本格派

贅沢品に関わるお話ですが「家にいながらにしてプロの味、店の味を楽しめる」という本格派・本格的も重要な付加価値です。それを実現しているのが今なら冷凍食品であり、飲食業の冷食参入も相次いでいます。わざわざ取り寄せるわけですから“本格的ないいもの”を食べたいと思うのは当然ですよね。

 

③ロングセラーのアップデート

伸び悩みロングセラー商品が息を吹き返すにはアップデート、進化が必要です。より食べやすく、飲みやすく、使いやすく、買いやすく・・・今のままでよいのか?もっとよくできないかと現状を疑うことから初めてみましょう。

 

「世の中の変化に敏感になり、変化への対応商品をスピーディに創っていく」ことが、コロナ禍に限らず永続的成長を続けるポイントとなることでしょう。

 

さて、先日、オイシックスの奥谷様の講演も好評だった食品ビジネス経営研究会ですが、次回、4月12日は「鶴梅」「紀土」で有名な和歌山の平和酒造の山本社長よりお話をいただきます。老舗酒蔵の改革、新ブランドや新商品開発等、やはり“現状維持からの脱却”で成功されている企業様です。

これからの時代を生き抜くヒントになることは間違いありません。

船井総研講座では「業績アップにつなげるSNS活用」「夏・中元商戦対策」をご用意しております。

初めてご参加の企業様はなんとお試しで無料です(1企業1回あたり)。少しでも興味をお持ちの方はぜひ下記URLよりご参加ください。

https://food-business.funaisoken.co.jp/biz-food/study/

担当者

マネージャー

中野 一平なかの いっぺい

日本全国様々な食品メーカーでのコンサルティングを行っている。船井流即時業績向上法を落とし込んだ「造り手の想いを伝える」通販や体験付加型直販を得意としている。
これまで500件以上の様々な食品の直販事例に携わり、四季を通じたイベント、通信販売、固定客化、蔵祭り・工場祭などで実績を上げている。
特に蔵祭り・工場祭の年間ご支援数は船井総研で最も多い。

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