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菓子を売る菓子屋からの脱却

2万円を超えるトースターが大ヒット商品となっている。初回生産分の2万台は売り切れになり、これまでに10万台以上を売上げる。ホームセンターで1000円台で 売られているトースターがある中で、何故2万円のトースターが売れるのか!?

このトースターが追求したのは「焼きたて体験」。ふつうにスーパーで売られている食パンをパン屋顔負けの焼きたて食パンに変えてしまう魔法のような技術は、顧客の購買意欲を刺激した。単にパンを焼く機械であるトースターに2万円を払うのは高いが、毎朝パン屋の焼きたてパンを食べられる体験に2万円を払うのならどうだろうか。・・・安いものだ。モノ売りからコト売りへと転換することで成功したモデル例である。

では、菓子屋はここから何を学ぶべきか。ここで問いたいのは単に菓子を売る菓子屋からいかに脱却できるかである。「ギフトに特化し、“おめでとう”“おめでとう”を届ける菓子屋へ」「売場やパッケージを工夫して、遊べる菓子屋へ」「贅沢にくつろげるカフェを付加して、毎日でも通いたいくつろげる菓子屋へ」等、「おいしいお菓子を届ける菓子屋」ではなく、顧客にどんな体験・どんな価値を届けることができる菓子屋になるのか。人口減少の時代に入った今の時代に菓子屋に問われている。

担当者

チーフコンサルタント

田中 渉たなか わたる

菓子店専門コンサルタント。和菓子店、洋菓子店、併売店、その他各種菓子店に関わるコンサルティングに15年以上携わる。現場にしか答えはないという信念から、少しでも気になることがあると現場に出かけていきルール化を行う。現場から得られた数々の具体的、実践的なノウハウに対する顧客の信頼は厚い。

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