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菓子屋の出店戦略 人が集まる場所の変化

菓子
これまで流通業で花形だった百貨店が力を失い、苦しんでいる。
地方や郊外では百貨店の閉店が後を絶たない。

総合スーパー(GMS)も同様に大量閉店が決定している。

これまで菓子屋は百貨店への出店を続けてきたが、その百貨店の集客力が落ちる中で、
今後、どのような出店戦略を取るべきだろうか。

そもそも、これまで菓子屋が百貨店に出店してきたのは、そこが人を集める力を持っていたからだが、
「人が集まる場所に出店する」その考えは変わらない。
消費者のライフスタイルが変化したことで、人が集まる場所も変わってきているだけで、
新たに人が集まるエリアに出店すれば良いだけである。

例えば、郊外では幹線道路沿いへの出店ではなく、
集客力のある大型食品スーパーやホームセンターなどに隣接して出店するお店が増えてきている。
駐車場も大きいので、クリスマスなどのハイシーズンの際やカフェによる
回転率の低さによる駐車場不足も心配する必要がない。
スターバックスコーヒーなどのコーヒーチェーンもこの出店戦略を行っており、今後郊外出店の際の注目となる。
話をテナント店に戻すと、百貨店や総合スーパーが苦しむ一方でSCは出店場所に合わせた戦略で出店を続けている。

しかし全てのSCが好調なわけではない。
明確に勝ち組と負け組に分かれているので注意が必要である。

また、菓子屋、特に和菓子屋がSCへの出店を行う場合に注意しなければならないのは、
そのままの品揃えでは通用しないということである。
SCのメインターゲットである若年層に合わせた商品付加、
そして、カジュアルギフトの強化が必須である。

菓子屋は今後、出店を行う場合、新たな出店戦略を元に検討する必要があり、
また、出店場所のターゲットにあわせた商品MDの変化が必要となる。

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