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コラム仮

バレンタインも時代に合わせた対応を

1月も半ばになりました。

2月のバレンタインもだんだんと近づいてきていますが、準備はいかがでしょうか。

 

バレンタインデーの市場規模は約1300億円といわれており、洋菓子店を中心として菓子店での大きなイベントになっています。

バレンタインデーのチョコレートは、女性から男性に愛の贈り物としての「本命チョコ」から始まり、「義理チョコ」が生まれてマーケットが広がっていきました。

近年では、「友チョコ」や「自分チョコ」「ファミチョコ」「逆チョコ」「世話チョコ」など、さらに多様化が進んでいます。

 

ただ、「義理チョコ」は、バレンタインデーのチョコレートのやり取りを禁止する企業も出てきていたりと逆風もでてきています。

昨年は、「日本は、義理チョコをやめよう。」というゴディバの広告が話題になったりもしました。

 

また、地域密着型の菓子店では、「本命チョコ」や「自分チョコ」などに使われる高単価商品は、百貨店で展開されている海外ブランドなどに押され、子供たちの間での「手づくり」ブームに押されてもいるようです。

そして、人手不足の影響もあり、手間のかかるボンボンショコラを仕入対応にされるところも増えています。

 

そうしたなか、どうした対応が考えられるでしょうか。

・手ごろな1000円以下の商品の販売強化

地域密着型菓子店では、1000円以下の価格帯の売上構成比が高くなります。

売れる価格帯にしっかりと対応することで、お客様の選びやすさ、買いやすさを高めます。

・生産性の高いチョコレート焼き菓子の販売強化

生産性の高い商品の売上構成比が上がれば、全体の生産性が上がります。

・ケーキ関連など家族みんなで食べる提案

ただ、お父さんへのプレゼントとしてチョコレートを買うよりも、自分も食べたいという欲求を刺激。

家族分購入することで単価アップにもつながります。

 

歳時記も時代の移り変わりで、売れる商品や、強化すべきことも変わっていきます。

など、自店の状況に合わせて対応していきましょう。

担当者

チーフコンサルタント

田中 渉たなか わたる

菓子店専門コンサルタント。和菓子店、洋菓子店、併売店、その他各種菓子店に関わるコンサルティングに15年以上携わる。現場にしか答えはないという信念から、少しでも気になることがあると現場に出かけていきルール化を行う。現場から得られた数々の具体的、実践的なノウハウに対する顧客の信頼は厚い。

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