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コラム仮
菓子店はコロナ禍とどう付き合っていくのか?
コロナウイルスの影響を菓子店も大きく受けており、このメルマガをご覧いただいている菓子店の経営者様の多くも自店の従業員・お客様そしてご自身、経営をどう守るか緊急時の判断を迫られてきたのではないかと思います。緊急事態宣言が延長され、自粛解除後もコロナ禍は中長期化することが想定される中、現段階は緊急時の短期的な対応から、このコロナ禍とどう菓子店は付き合っていくのかを検討すべきタイミングに入っています。
これまでの動向を整理してみますと、
既存店 〇 新規店 ×
郊外店 〇 都心店 ×
モールSC 〇 駅ビル ×
名簿あり 〇 名簿なし ×
ネット 〇 リアル ×
D M 〇 チラシ ×
若者向け 〇 年配向け ×
越境EC 〇 インバウンド×
テイクアウト 〇 飲 食 ×
宅 配 〇
外 商 〇
訪問販売 〇
といった構造になっています。
特にECについては、3月、4月の実績は昨対比で200~300%の伸びを示す店舗が少なくありませんでした。
今後も外出自粛、広域での移動制限が消費者心理に影響を与え、短期的には下記の状況が続くと想定されます。
【短期の課題と事象】
・イベント開催、折込チラシによる集客が実施しにくい環境
・ギフト需要の縮小
・生ケーキ、朝生菓子の需要増
・EC通販需要増
・従業員の罹患回避
・工場稼働調整、商品在庫対応
【短期の対策】
・チラシではなく会員へのDM告知
・短期(1日~2日の)集客イベントではなくロングランでのイベント(集客の山をなだらかにし密を避ける)
・SNS(Instagram、twitter、LINE@)での告知
・オンラインでのお菓子作り体験会
・オンラインでのVIP客向け新商品(季節菓子)お披露目&シェフによる説明
・店長会議をはじめ部門長会議はオンライン(ZOOM会議)へ移管
(移動コスト、3密回避へつながる)
これら短期的な事象への対応と共に、自粛が長期化したことから消費者の生活防衛意識と、景気停滞感は更に高まりを見せているため、5月以降は更に消費者の価格への意識は高まりを見せると思われます。
郊外店など短期的に業績が良い店やコロナの影響が大きく出ていない店もあるかと思いますが、中長期的な課題としては
①デジタル活用による生産性改善
・スマホでの事前注文サービスの導入
(paypayでは6月より事前注文サービスpaypayピックアップのサービス提供開始を予定)
・顧客データの取得・分析を行い需要予測、商品開発、販促へ活用
・アナログ業務の自動化・デジタル化
(売上管理、伝票処理、日報、在庫管理など)
・販促のデジタル化(会員ポイント制度、SNS、アプリ)
②販路の精査
・自社の勝ちパターン(強みがある)販路を残し、それ以外は撤退
③事業の多角化、販路の多角化
・M&Aなども踏まえたアフターコロナ後の最適な事業構造の検討
・観光土産の販路としては道の駅、サービスエリアの強化が重要
少なくとも2020年の夏~2021年の春までは観光需要の回復は限定的で、回復が見られるのは「マイカー移動×60分~90分圏内」の近県エリアの観光・外出が想定されます。そのため、道の駅や直売所、サービスエリアでのお土産需要が例年以上に高まると想定されます。
・ECの引き続き強化
刻一刻と状況が変化していきますが、時流に適応し良い方向へ進化するチャンスとして捉えて緊急時の対応とともに短期施策、中長期の施策を検討していきたいものです。
船井総合研究所フード支援部では、飲食店経営に役立つ情報を定期的にコラムやメルマガにて配信しています。ぜひご登録もよろしくお願いいたします。
https://food-business.funaisoken.co.jp/mailmagazine/
これまでの動向を整理してみますと、
既存店 〇 新規店 ×
郊外店 〇 都心店 ×
モールSC 〇 駅ビル ×
名簿あり 〇 名簿なし ×
ネット 〇 リアル ×
D M 〇 チラシ ×
若者向け 〇 年配向け ×
越境EC 〇 インバウンド×
テイクアウト 〇 飲 食 ×
宅 配 〇
外 商 〇
訪問販売 〇
といった構造になっています。
特にECについては、3月、4月の実績は昨対比で200~300%の伸びを示す店舗が少なくありませんでした。
今後も外出自粛、広域での移動制限が消費者心理に影響を与え、短期的には下記の状況が続くと想定されます。
【短期の課題と事象】
・イベント開催、折込チラシによる集客が実施しにくい環境
・ギフト需要の縮小
・生ケーキ、朝生菓子の需要増
・EC通販需要増
・従業員の罹患回避
・工場稼働調整、商品在庫対応
【短期の対策】
・チラシではなく会員へのDM告知
・短期(1日~2日の)集客イベントではなくロングランでのイベント(集客の山をなだらかにし密を避ける)
・SNS(Instagram、twitter、LINE@)での告知
・オンラインでのお菓子作り体験会
・オンラインでのVIP客向け新商品(季節菓子)お披露目&シェフによる説明
・店長会議をはじめ部門長会議はオンライン(ZOOM会議)へ移管
(移動コスト、3密回避へつながる)
これら短期的な事象への対応と共に、自粛が長期化したことから消費者の生活防衛意識と、景気停滞感は更に高まりを見せているため、5月以降は更に消費者の価格への意識は高まりを見せると思われます。
郊外店など短期的に業績が良い店やコロナの影響が大きく出ていない店もあるかと思いますが、中長期的な課題としては
①デジタル活用による生産性改善
・スマホでの事前注文サービスの導入
(paypayでは6月より事前注文サービスpaypayピックアップのサービス提供開始を予定)
・顧客データの取得・分析を行い需要予測、商品開発、販促へ活用
・アナログ業務の自動化・デジタル化
(売上管理、伝票処理、日報、在庫管理など)
・販促のデジタル化(会員ポイント制度、SNS、アプリ)
②販路の精査
・自社の勝ちパターン(強みがある)販路を残し、それ以外は撤退
③事業の多角化、販路の多角化
・M&Aなども踏まえたアフターコロナ後の最適な事業構造の検討
・観光土産の販路としては道の駅、サービスエリアの強化が重要
少なくとも2020年の夏~2021年の春までは観光需要の回復は限定的で、回復が見られるのは「マイカー移動×60分~90分圏内」の近県エリアの観光・外出が想定されます。そのため、道の駅や直売所、サービスエリアでのお土産需要が例年以上に高まると想定されます。
・ECの引き続き強化
刻一刻と状況が変化していきますが、時流に適応し良い方向へ進化するチャンスとして捉えて緊急時の対応とともに短期施策、中長期の施策を検討していきたいものです。
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