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スイーツ&ベーカリービジネス

コラム仮

おいしい3要素

チョコレート
実際、菓子店のお店で並んでいる商品のほとんどは、
丹精込めて作られたおいしい商品です。

 

では、何故、そうした中でも
売れる商品、売れない商品が出てくるのでしょうか。
 
その理由の一つに、味覚による「食べておいしい」という要素だけでなく、
情報によるおいしさの要素が存在するということがあります。
 
つまり、人間は、味覚だけでおいしさを判断するのではなく、
それ以外の情報によっても「おいしさ」が左右されるということです。
 
たとえば、
・ 行列のできている売場の商品
・ テレビで紹介されている商品、
・「おいしい」とうわさで聞いた商品
は、それだけで「おいしいのでは」と感じてしまうのではないでしょうか。
 
「実際食べてみたけれども・・・」
という商品も中にはありますが、
おおよその商品は、そうした「おいしそうな情報」を事前に得ていると、
食べた時も「おいしかった」と感じるものです。
 
このため、菓子店では、商品力に磨きをかけていくことももちろん、
どう「おいしさ」を伝えていくかということも大変重要です。
 
先述の「行列」や「テレビ」や「うわさ」も大きな効果をもたらしますが、
菓子店の店内でもできる「おいしい」情報提供はたくさんあります。
 
それは、「見ておいしい」「聞いておいしい」という2つの要素です。
 
例えば、
「見ておいしい」
・ 商品の見た目がおいしそう
・ 商品の写真がおいしそう
・ POPで記述されている表現がおいしそう
 
「聞いておいしい」
・ 声かけの言葉がおいしそう
・ お勧めの言葉がおいしそう
などいろいろな情報提供の方法があります。
 
そして、こうした商品の情報は、
自店の商品の情報を深めることでたくさん出てきます。
 
・ 商品のこだわりは?
・ 使われている素材は?
・ おいしい食べ方は?
・ 製法は?
・ 商品の由来は?
 
など、商品には様々な情報が存在します。
 

担当者

チーフコンサルタント

田中 渉たなか わたる

菓子店専門コンサルタント。和菓子店、洋菓子店、併売店、その他各種菓子店に関わるコンサルティングに15年以上携わる。現場にしか答えはないという信念から、少しでも気になることがあると現場に出かけていきルール化を行う。現場から得られた数々の具体的、実践的なノウハウに対する顧客の信頼は厚い。

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