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コラム仮

地域の菓子店にチャンス到来!土産菓子市場の変化

土産菓子
地域の菓子専門店にとっては人口減少や人材不足、
コンビ二スイーツ等、厳しい外部環境が続いていますが、
そんな菓子専門にとって明るいニュースは土産菓子マーケットにおいての
製造所固有記号の法改正と、お土産菓子にも専門店と同様の質の高い菓子が
求められるようになっているということではないでしょうか?

 

これまでは土産菓子業界においてはどこで作られたかわからない商品が
「ご当地のお土産」として売り場の主役の座を占めてきましたが、
2016年4月1日に食品表示法が施行され、製造所固有記号制度が原則廃止となりました
(2020年まで移行期間)。
 

今まで○○土産として販売されてきた菓子が、
製造者住所に他の都道府県名があったとしたらどうでしょうか?
いくらパッケージなどで「○○土産」を強調しても、さてどうでしょう?
お客様は「ご当地の土産」として買ってくれるでしょうか?

このように製造所固有記号制度の法改正により、
地域密着の菓子店にとってはチャンス到来と言えます。
 

また、観光も団体旅行から個人旅行へシフトする中で、
土産菓子のパーソナル需要が拡大しています。
 

今までのいわゆる定番土産ではなく、自ら見つけた地元で人気の商品や
そこでしか買えないご当地限定品を探して購入する傾向が顕著になっています。
土産菓子にも、日持ちよりも専門店並みの高いクオリティーを求める傾向、
より地元らしさという特徴を持つ商品が求められてきています。
 

そのため、各地で地域密着型の菓子専門店が土産市場に参入する
ケースが増えてきています。
人口が減少する中、地域密着型の商売だけでは、
今後事業を継続していくことは難しいと考えられますので、
ぜひこのチャンスを活かし、観光土産市場参入を検討されることをおすすめ致します。
 

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