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コラム仮
なぜ、老舗菓子店の観光地出店が成功するのか?
長野県でも有数の観光地である善光寺。
長野県が発行する「観光地利用者統計調査結果」では、2015年は、4月~5月にあった善光寺御開帳の影響もあり、観光客は倍増し、年間約1200万人の観光客が訪れました。
御開帳のあった2015年よりも前の、2014年、2013年も年間約600万人が訪れており、善光寺は長野県で軽井沢高原に次ぐ観光客が訪れる場所となっています。
老舗の地域密着型菓子店が、観光地に単品専門店を出店
そんな善光寺の参道に今年の2017年4月、新しい菓子店が誕生しました。
「信州りんご菓子工房 BENI-BENI」 アップルパイの単品専門店です。
この「信州りんご菓子工房 BENI-BENI」をオープンさせたのは、地元長野県で創業200年を超える老舗菓子店である二葉堂です。
二葉堂は、現在、地元長野市に9店舗を構える和洋併売店。
これまで地元のお客様中心に地域密着型菓子店として長年経営を続けてこられました。
そんな歴史ある地域密着型菓子店が、長野県善光寺の観光立地への単品専門店を出店されたのです。
オープンから注目される、メディア向け試食会とは!?
オープン後は、順調に売上も推移し、今年のゴールデンウィークには、アップルパイの最大販売数が1日1277個と商品製造が追いつかないほどのお客様が殺到することになっています。
オープン時から好調な滑り出しを見せた「BENI-BENI」ですが、オープンの際に実施して大きな効果があったことは、「メディア向け試食会」です。
今回の「メディア向け試食会」の結果は、来場者12社。
メディア掲載は、大きなもので、
- 当日の地元テレビ局の夕方のニュースで紹介
- 翌日の地元有力新聞の朝刊に掲載
- 翌日の地元ラジオ局の中継車が立ち寄り
と大きな成果を上げることができ、一気に地元でも注目される存在となることができました。
観光地の単品専門店出店で感じる、取り組みやすさ
単品専門店をオープンさせた二葉堂の清水社長は、改めて観光地の単品専門店の取り組みやすさを実感されています。
そのポイントは、
- 取り扱い商品が少なく、包装などもほとんどないため、販売スタッフが早期に戦力として活躍できる
- 在庫ストックが少なくて済み、在庫リスクも少ない
- 熟練の職人がいなくても、ほぼ素人でも製造が可能で既存の工場の製造負担が少ない
など。
地域密着型菓子店の戦略としての観光地への単品専門店出店は、今後も注目されていくと思われます。
株式会社 二葉堂(信州りんご菓子工房 BENI-BENI)代表取締役清水氏が、
10月例会で講演!!
株式会社 二葉堂(信州りんご菓子工房 BENI-BENI)の代表取締役である清水基弘氏が10月4日(水)スイーツビジネス経営研究会にてご講演が決定いたしました。
当日は清水氏より、以下のようなご講演をいただく予定です。
- 「信州りんご菓子工房 BENI-BENI」の誕生秘話
- 地域密着型菓子店がはじめる単品専門店戦略とは
- 観光立地で単品専門店を成功させるポイント
- オープンから注目されるメディア向け試食会の開催方法
- 「信州りんご菓子工房 BENI-BENI」の今後の展開
初回の方に限り、無料で参加可能となっておりますので、この機会に勉強会(スイーツビジネス経営研究会)を体験されることをおススメしております。
⇒ スィーツビジネス研究会
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