MENU
船井フードビジネス.com

スイーツ&ベーカリービジネス

コラム仮

土産マーケットの変化と、めんべいの成功



今まで土産といえば、会社の方へ・近所の方へ配るために「日持ちがし」、「個包装されており」、「土産感が分かるパッケージ」、「地域名が入った商品ネーミング」の商品が求められていました。

土産マーケットの最新動向

ただ近年、土産卸会社・企画会社が販売してきた商品が売れなくなったり、その他新しい企業によって土産市場が席巻されたりなどを全国各地で見かける、もしくは話を聞きます。


この背景には、そもそも土産マーケットが変化している、つまり需要が変わったので、それに伴い供給する商品・プレーヤーにも変化が起こっているのです。


土産マーケットの変化の背景に


土産の購入目的の変化


が挙げられます。


それは、会社の方へ配る、近所へ配るなどで土産を買うことが減る傾向にあり、現在土産を買う需要として、家族・親しい人用・自分用などにより良いものを買う傾向が強くなっているのです。

2001年からの販売開始で、今や単品30億売れるまで成長しためんべい

今や福岡土産として代表的な土産菓子としてのポジションを築きあげた「めんべい」ですが、販売開始からそこまで売れず、苦しい時期もありましたが、その後は右肩成長を続けています。


そんなめんべいの商品特徴としては、「明太子メーカーがつくる明太子味のせんべい」という専門性があります。


また、めんべい1枚当たりの単価では、他のせんべい土産と比較すると高いですが、家族・親しい人・自分用に買うにはちょうど良い価格の480円の品揃えと比較的高級感のあるパッケージをしています。


つまり、土産の購入目的が変化したことで、今まで売れていた土産品の要素(日持ち・個包装など)に加え、既存事業のシナジーを活かした専門性やパッケージなどによる1個あたり単価が比較的高い商品などが必要とされており、まさに「めんべい」はそこのマーケットを取りに行けた商品なのです。


今回紹介したのは、「めんべい」でしたが、その他にも1個あたりが比較的高単価の土産品が続出してきています。


2017年10月、めんべいの生みの親をゲスト講師にお招きしたセミナーを開催!

変化する土産マーケットに対応し、単品年間30億を売り上げるまで成長しているめんべいの生みの親、株式会社山口油屋福太郎の専務取締役 山口勝子氏をゲスト講師にお招きし、「単品1億円を超える土産商品の作り方」をテーマにしたセミナーを開催させていただきます。


また、その他船井総研からも最新土産マーケット動向や最新事例についても講演させていただきます。


≫≫下記よりお申込ください!。

単品1億円以上の名物土産を生み出す秘訣 公開セミナー
2017年10月10日(火) 会場:JR博多シティ会議室

タグ一覧