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スイーツ&ベーカリービジネス

コラム仮

売れている観光土産単価から見る菓子店の観光マーケット参入のメリット

観光菓子業界の動向

今迄の観光菓子業界の動向として以下のような特徴がありました。
立地・・・団体客目当ての土産売店、SAエリアが主戦場
規模・・・老舗菓子店、レール菓子など比較的規模の大きな会社が市場を占有
価格力・・・1000円、1500円予算が中心で多人数に配る用途で使用

ただ、以前までよりも旅行に行く頻度が増えたことなどが主要因となり、
観光菓子を皆に配るという需要が減ってきています。そのため、特徴も変化しています。
立地・・・個人旅行が拡大し、わざわざ買いに行く、ご当地しかないものを求める傾向へ
規模・・・地域でのブランド力が高い商品を全面展開、レール菓子の売り場が減少
価格力・・・送り先が団体から個人へ。それに伴い、ターゲットに合わせた1個単価が必要になり、
3パターン『79円以下、80円~119円、120円以上』ごとで売れ筋が明確化

既に市場に存在する観光菓子の1個単価

ここでは静岡県浜松の観光菓子市場を例に見ていきたいと思います。
浜松の主要土産菓子と言えば、うなぎパイ、うなぎサブレ、こっこ、音の郷など
既に土産菓子としても知名度がある商品があります。
そして、それぞれの1個単価を見ていきますと、うなぎパイ(80円)、うなぎサブレ(53円)、
こっこ(100円)、源氏パイ(33円)、音の郷(100円)となっており、
79円以下、80円~119円の価格帯がメインになっています。
 
これは浜松だけでなく、他の土産市場でも多く見られる傾向で、ブランド力が高く、
良いものを自分や仲の良い人だけに配るという新しいニーズ(1個120円以上の単価)に
供給側である今迄観光菓子を販売してきた会社が対応できていないのです。

菓子店こそ狙うべきは観光菓子1個単価120円以上

実際、浜松の土産市場でも120円以上の単価で売れている商品があり、
たこ満の「大砂丘(1個150円以上)」、玉華堂の「陽の恵み(1個120円以上)」などが挙げられます。
菓子店で販売する焼き菓子も近年価格が高くなり、
今では1個120円以上の単価を取っているところも多くあるかと思います。
そのため、自店で販売する菓子が実は観光市場で非常に売れる商品になっている可能性が多いにあります。
是非、一度自社の主力焼き菓子、新作焼き菓子商品が土産市場で売れるかを検討してみて下さい。

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