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コラム仮

観光地での声かけ

石川県の有名な観光地の一つに輪島の朝市があります。

 

日本三大朝市のひとつである輪島の朝市は通称「朝市通り」と呼ばれている

約360mの商店街で毎朝行われていて、今では200以上の露店が立ち並び、

たくさんのお客さんが訪れています。

 

総業明治43年の老舗菓子店の柚餅子総本家中浦屋は、この朝市通りにも店を構えています。

 

そして、中浦屋の店頭左前に朝市用のテントを張って、2018年3月にプリン専門店

「輪島プン ラ・レーヴ」が誕生しました。

 

商品は、能登半島の素材を使用した「輪島プリン」。

 

投資は、ほぼ朝市用のテント程度と、低投資での出店でした。

 

そんな輪島プリンの店舗は、中浦屋の目の前にあるため、両店の相乗効果を意識した

販売を行っています。

 

朝市の通りに面した輪島プリン店舗の役割は重要です。

 

輪島プリン店舗では、遠くから近づいてくるお客様に対して

「輪島名物 輪島プリンはこちらです!」と声かけでお客様の

興味・関心を引き付けます。

 

近づいてきたお客様には、「あちら(中浦屋店頭)でお召し上がりいただくこともできます」の声かけを。

中浦屋店舗の目の前にある、ベンチに座ってプリンを食べることができる

スペースにお客様を誘導します。

 

中浦屋店内にも、座ることのできるスペースがあるので、多くのお客様を

誘導することができます。

 

座ることのできるところの少ない輪島の朝市の中では、貴重なスペースに

なっているので「座ることができる」というのは、訴求力のある

声かけになっています。

 

店頭の人だかりはにぎわいとなり、次々とお客様を引き付けることにつながります。

 

また、座っていただくことで、明の前にある中浦屋店舗に興味をもって

いただくことにもなり、中浦屋の売上アップにもつながります。

 

また、輪島プリン店舗で声かけしても、プリンに興味をもっていただくことの

できないお客様ももちろんいます。

 

そんなお客様には、「あちら(中浦屋)には、他にも輪島名物の商品が

ございますので、ぜひお立ち寄りください」と中浦屋の紹介も行うことで、

中浦屋の来店につなげることもできています。

 

結果、「プリン専門店 ラ・レーヴ」の出店で、もともとあった中浦屋店舗と

合わせた売上は倍増ということで、相乗効果の狙いも達成でき、

今後の展開も楽しみです。

 

ぜひ、狙いをもった声かけを意識してみてください。

 

 

◆田中へのお問い合わせ・ご相談はこちらから

https://www.funaisoken.ne.jp/mt/funai-food-business/soudan-foodstuffs-inquiry.html

 

 

担当者

チーフコンサルタント

田中 渉たなか わたる

菓子店専門コンサルタント。和菓子店、洋菓子店、併売店、その他各種菓子店に関わるコンサルティングに15年以上携わる。現場にしか答えはないという信念から、少しでも気になることがあると現場に出かけていきルール化を行う。現場から得られた数々の具体的、実践的なノウハウに対する顧客の信頼は厚い。

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