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コラム仮

「これからはデザインの時代」by松下幸之助

1951年に松下幸之助が「これからはデザインの時代」と述べてから60年以上が経っている。供給が需要を上回り、物が売れない時代の中で、デザインによって新たな価値を創造することで我々の目を楽しませてくれ、購買意欲を駆り立ててきた。菓子の業界においても10年くらい前から和菓子にこれまであまり使われてこなかったパステルカラーを使用することで、まるで洋菓子のような和菓子が出るなど、デザインによる価値の創造が行われてきた。
そして時代が更なる加速を見せる中で、今、デザインによる新たな価値の創造が求められている。菓子屋・八百屋・肉屋・・・などの売り物で区別した「業種」ではなく、消費者の思考に合わせた品ぞろえを行う「業態」の開発がキーワードになります。菓子や食品を扱うアパレルや家電を売る本屋など、新たなスタイルの業態が次々に生まれてくるでしょう。そのなかで菓子屋はどうあるべきか。ひとつの正解がライフスタイル提案型として、単に菓子を売るだけでなく、菓子を主軸に、同じ価値観を感じさせてくれる雑貨や食料品などの付加を行うことです。こうすることで広域からもお客様を呼び込み、単店3億円、4億円を売り上げる店舗が全国で生まれてきています。時代の変化に合わせて、お店の在り方も変化が求められています。

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