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異業種からの菓子参入が続々と。既存菓子店の考え方

異業種からの菓子参入が続々と。既存菓子店の考え方
近年、異業種からの菓子事業への参入・強化が活発になってきました。
鹿児島の唐芋菓子フェスティバロは、地元の総合商社の傘下に入りました。
コンビニ向けの商品開発などを強化する方針です。
一方、北では松尾ジンギスカンで有名な 株式会社マツオが、5月20日にサンタクリームというプリン専門店を展開する企業の株式を 取得し、傘下に収めました。
このように異業種からの参入や強化が相次ぐ中、この状況をどう捉えるかが重要な視点になっ てきます。

 

異業種参入ということをネガティブに考えると
・ 競合が増える(既存店舗のマーケットが取られる)
・ 偽物が増える(商売が中心で、良い商品を産むという視点が欠落する企業が現れ る) というようなことが考えられる一方で、 ポジティブに考えると
・ 業界が再編される(商品の見直し、新たな戦略が必要となる)
・ より本物が洗練される(本物だけが残り、偽物は結局一時で終わる) ということが考えられます。

 

私が勧めている「スイーツ単品専門店」のモデルも、
1. 自社の商品で人気のもの(美味しいけど埋もれているもの)がある
2. 一つのブランドとしてリニューアルする

3. 専門店を展開する という流れで、商品の見直しも含めて、洗練させることにより新たなマーケットへチャレンジする ことが出来ます。

 

現在、店舗展開を進めている BAKE CHEESE TART も元々は、北海道のきのとやの新千 歳空港店で販売していた既存商品を全国展開に向いた商品に昇華させることで、専門店と して展開していきました。

異業種からの菓子参入がより進んでいくであろう中で、より既存商品を洗練させることにより、 新たな展開も可能となるでしょう。

 

 

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